火の児の剣

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062136419

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  • この作品で、小説現代長編新人賞奨励賞受賞。
    主人公はのちの新井白石。
    親の代からの浪人ものである。

    文武共に秀でて、私塾で生計をなしていた。

    そんな新井伝蔵が、悪名高木徳川綱吉をめぐる政権闘争に巻き込まれる。

    しょっぱなから、殺人テロの場面から始まる。
    犯人の命は泡沫のものという念が何度となく繰り返される。緊迫した時間はこの後も小説中に流れる。

    時間的にそれほど長い期間の話ではないのだが、最後までジェットコースターのように、話の中に引き込まれる手腕は相当なもの。

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著者プロフィール

中路啓太
1968年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。2006年、「火ノ児の剣」で第1回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞、作家デビュー。2作目『裏切り涼山』で高い評価を受ける。綿密な取材と独自の解釈、そして骨太な作風から、正統派歴史時代小説の新しい担い手として注目を集めている。他の著書に『うつけの采配』『己惚れの記』『恥も外聞もなく売名す』など。

「2022年 『南洋のエレアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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