キング&クイーン (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162234

感想・レビュー・書評

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  • 六本木のバーで働く冬木安奈は、六本木のホステスたちの『守護者』として、面倒な客を追い払う『サービス』をしていた。元SPである安奈は、店長や常連のホステスのリコの安請け合いによってそのようなサービスをすることを快くは思っていなかった。ある晩も、またしても安請け合いからとある女性の頼みを聞くことになる。それは、彼女の連れの世界的チェスプレイヤーの警護であった。

    SPとして優秀な安奈の活躍を見るのは大変楽しい。しかしチェスに関する情報はわりと読み飛ばしてしまったので、ラストのどんでん返しのために見事にひっかかってしまった。シリーズになってるかな?

  • なるほど、そういう事か。

  • このまま何事もなく終わるのかなー案外平坦だったなーと思いながら読み進めていった終盤の引っ繰り返しににやっとした。ここでびっくりさせたかったのかー。『ジョーカーゲーム』シリーズといい、読みやすいのに何かひとつで物語をひっくり返してインパクトつけるのが上手な作家だなあという印象。

  • きれいに作者にやられました。
    タイトルにも騙されました。読み終わってすぐさま読み返して記述を確認しちゃいました。作者の技量に舌を巻くばかり。
    設定には御都合主義なところもあるけど、それはご愛嬌。主人公の次なる作品が楽しみ。

  • ジョーカー・ゲームの柳広司氏の作品。
    チェスのことはよく知らないが、天才的プレイヤーであるアンディ・ウォーカーを守るべく、元SPの冬木安奈が活躍する。

    チェスというゲームも恐らく次の手、さらにその次の手を読み、相手の裏をかくものだと思うが、ストーリーもまさにそのような展開。

    チェスの歴史を説明する部分は少しだるくなったが、展開が面白く一気読み。

    いいプレイヤーにはいいセコンドがいるという言葉は真を食ってるなぁ。

  •  天才チェスプレイヤーと天才的武道家。二人も天才が出てくるとさぞかしスカッとするだろうと楽しみだった。確かに天才で楽しませてくれるところもあったが、いまいち盛り上がりに欠けた。

  • 厳しいようだが
    登場人物を描くだけで精一杯
    ストーリーとしても面白くないし
    一発逆転ネタもイマイチ
    この作者は出来不出来があるかも
    1.9点

  • ああ、そういうことだったのか…と思うものの、それだけというか何というか。主人公&登場人物にもいまひとつ魅力を感じず…。

    チェスを知ってればもっとおもしろいの?

  • ぜんぜん知らなかったチェスの世界が面白かった。
    女性元SPの主人公で、もっと作品が読みたいです。

  • SPとチェス…似ている(☆∀☆)一瞬の判断ですべてが変わる!おもしろかった

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二〇〇一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で第十二回朝日新人文学賞受賞。〇八年に刊行した『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞。他の著書に『象は忘れない』『風神雷神』『二度読んだ本を三度読む』『太平洋食堂』『アンブレイカブル』などがある。

「2022年 『はじまりの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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