人間小唄 (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 506
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165884

感想・レビュー・書評

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  • 初 町田康♪
    英語苦手だから歌詞あんまり解んないけど、メッチャ良いよねぇ〜☆....ってな洋楽(やっぱパンク?w)聴いてる感じでしたヽ(・∀・)ノ
    このシュールさと、リズム感、スピード感はクセになるかもしれないwww

  • 11/05/22。
    BSブックでピースの又吉直樹のおすすめの1冊。

  •  まったく文脈がつかめないように書かれているということがすごすぎて他に何も入ってこなかった感じがするのだけれどもこれぐらい適当に書いているかのように見せかけて実際適当に書いてるんだろうなと確信させる術はそれだけで一つの確立された個性だ、ということでいいのだろうか。
     転落への意志からいかにして脱却するかを模索しながら結局脱却し得ない人の世の不条理を描く、町田康の小説は基本的にそういうものだったはずなのだけど、転落への意志が全方位的に発散されて何の志向性も持たなくなったとき、このように理屈のまったく通用しない地平へと物語を飛翔させ得るのだとかいったらそれっぽく聞こえるし多分そういうことなのだろうが、それにしてもここまで意味が通じない、なのに面白い、というか、だから面白い、という世界は、賛否両論あるに違いないが私は肯定したいなあ。
     と長々書いたけど、単純に読んでて面白いよ、これ。
     こういう風に生きてみたいという気持ちを、なんとなく代替してくれてる、だって現実にこういう風に生きたらただの狂人だもの。それが最初から最後まで、なんだろう、きっと。
     面白いよ。
     読め。

  • 最初はよくわからなかったが、結局、最後まで。破茶滅茶。それが好きな人向け。

  • 箱!

  • パワーアップしてんじゃんwww 究極的な不条理の発露。或る意味実存の小説。

  • ははは。終わっている。完全に終わっている。糺田両奴は俺と未無のことをキチガイと罵倒した。しかし、いまやキチガイはやつだ。その流れが静かに流れている。静かに静かに流れている。人間は謙虚に生きなければならない。傲慢であってはならない。そのことを学んだだけでもやってきた甲斐がある。人に思い遣りをもって、環境にやさしい、地球にやさしいひとになりたい。そして空を眺めていたい。その空に高らかにマーチが響く。いや、待てよ。あれはマーチではない。小唄だ。確かな、人間の小唄。人間小唄だ。賛歌にも悲歌にも自在に変調すろ僕らの主題歌だ。ほら、耳を澄ましてごらん。君にも聞こえるだろう。あの、美しく儚い、人間小唄が!人間小唄が!それは永遠の小唄だ。それがいまやっとわかったんだ!

  • くふふ、猿と。うどんを。こねる。こねるわあ。

  • 表紙のお猿からして素敵。あと登場人物の言葉遣いとか。展開も不条理をつめこんだ感じでおもいっきりノックアウツされました。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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