カマラとアマラの丘

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 361
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175272

感想・レビュー・書評

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  • ミステリというより、ファンタジー寄りかな。
    「ブクウスとツォノクワの丘」の回が一番印象的でした。
    ハルチカが有名で忘れていたが、こういうのも書かれるのだった。
    好きっす。

  • ”人と動物のあらゆる絆を描いた連作ミステリー”
    舞台は閉鎖された遊園地
    それだけでもう、非現実的なお話もアリかも!!と思えてきます…

  • 廃墟となった遊園地にある動物霊園と墓守をする青年な話。こうきたかーというようなトリックもある。タイトルのカマラとアマラの話(ゴールデンレトリバー)は面白かったけど、他は好みではない。

  • 廃墟となった遊園地の中にある、秘密の霊園の話。ミステリー的手法は分かりやすくてあまり効果がなかったが、それを差し引いても十分面白かった。表題作の「カマラとアマラの丘」が一番好き。

  • 2013/01/19読了

  • 閉園した遊園地につくられた動物霊園を訪れる人々と
    墓守りする青年の話。

    動物と人間の接点が、ただただ悲しくて重い。
    霊園の成り立ちや青年の境遇はまったくの謎。
    現実世界からぽっかり浮いたファンタジー。

    表題のカマラとアマラは狼に育てられた姉妹の名前。

  • 不思議な世界だった。
    動物に対する人間の傲慢さを感じずにはいられない。でも説教くさいわけではなく。
    森野さんが魅力的。

  • ハルチカシリーズが気になりつつも、こちらから初野さんにチャレンジ。
    閉鎖された遊園地には、一人の青年が守る、ペット霊園がある。
    短編仕立てで、それぞれに小さな謎と切ないストーリーがある。が、悲しいかな、印象に残らないのだ。再読するならヒヒの話くらいだろうか。
    ペットと人間の命の扱われ方など、若干狙いすぎ感もあり、素直に受け入れられるかどうかが鍵。

  • よく出来た話ばかりだけどどんよりしていて楽しくなかった。

  • 秘密の動物霊園の墓守青年と彼を訪れてくる人たちの物語り。連作短編5編。とても切ないミステリーなのですが、ちょっとした仕掛けもあって驚かされます。シリーズ化して欲しいな、大変だろうけど。

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著者プロフィール

1973年静岡県生まれ。法政大学卒業。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に『1/2の騎士』『退出ゲーム』がある。

「2017年 『ハルチカ 初恋ソムリエ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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