2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」
- 講談社 (2013年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062183765
感想・レビュー・書評
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今後のビジネスやマーケティングを考える際のPEST分析などマクロな視点で見ようとするときはこういう統計をもとにすると参考になる。
p.127
ゲームチェンジャーとしての最新技術は4分野
「情報技術」「機械化と生産技術」「資源管理技術」「医療技術」
情報技術の中で代表する3つのトレンドは
「データ処理」「ソーシャルネットワーク」「スマートシティ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界の仕組みとか今後の流れを確認することができた。
今から17年後はどうなっているだろうか。
世界の趨勢はともかく情報技術などは、
17年前から今よりも、もっと大きく変わっているはずだ。
この本に書いてあることを注視していきたい。 -
メガトレンドの把握、整理に便利。
Nsc法案成立等現在の事象とのつながりも感じられる。 -
2030年というのは少し先の話だが、予測のベースにあるのはメガトレンド。個人の力の拡大、権力の拡散、人口構成の変化、食料・水・エネルギー問題の連鎖、である。そしてこれからのゲームを変えるのは、世界経済の変調、国家の統治力の遅れ、大国衝突の可能性、地域紛争の拡散、最新技術の影響、米国の変質、ということだった。起こり得ることが述べられているが、まとまって書籍になると分かりやすい。
地域・民族紛争のリスクは確実にある。第二次世界大戦とまでは行かないだろうが、紛争エリアが拡大する可能性はある。民族・宗教についてもっと理解しないといけない。
国家権力、他の国に対する優位性というのはいつの時代もあるのだろう。中国が日本の土地を買い漁ることもあるし、国家間格差に関する不満が爆発することもあるだろう。パワーバランスは常に理解しておきたい。その上で、日本外交を注視したいと思う。 -
アメリカ合衆国大統領が読むというリポートの簡易版だそう。2030年に世界がどのようにあなっているのか、人口動向から食料生産の状況、経済、政治の大きな流れと、それぞれの地域ごとの未来をいくつかのシナリオに分けて推測する。
インターネット業界に身を置いたり、あるいは昨今の中国/ASEANの台頭を感じるに、“大きな流れには逆らえない”ということ。やっぱり伸びるところで勝負しないと大きな果実は得られないし、幸福も感じられない。そういう意味では、とても面白い書籍とはいえないけれど、とても重要な書籍ではあったと思う。
中国とインドはだれがなんと言おうと成長をしてくる。逆に彼らが成長しなかった時、それはとてつもなく大きな負のパワーを生み、全世界的にもっと大変になるわけで、それはとても困る。時代はどんどん流れていくし、変化を楽しむしかないんだなと改めて感じさせられました(2013.10.28ごろ読了) -
アメリカの衰退は教育水準の高さにより食い止められる。
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米国国家情報会議がまとめた近未来のトレンドで内容は多岐に渡り、かつ予測するシナリオによって、未来は大きく変わることが記されている。
アメリカ目線なので、日本については殆ど触れられていないが、それが近未来の姿であることは間違いないということだろう。
人口・食料・水・エネルギー・IT等は、2030年及びそれ以降に、それぞれ多大な影響を及ぼす要素として、簡素ではあるが分析されている。 -
意外な展開はない、あまり前か…
これだけでいろいろ判断は出来ないけど基礎知識 -
米国国家情報局のレポートということなので、読みづらい翻訳本を想像していたが、大変読み易くあっと言う間に読めてしまいました。あまりにも読み易いので、本当に当局のレポートなの?と疑ってしまうくらい。内容が正しいか正しくないかは誰にもわからないですが、17年後に向けてのビジョンを描く材料には役立つと思います。ただ、米国視点?かもしれないので、これ1冊で未来を語るのは注意が必要かも。日本についての記述が少ないのも残念です。
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2030年の世界を予測した話。難しい言葉は使わず内容は理解しやすい。
世界という規模なのであまり実感はないが、知識として持っておくには悪くないと思う。