ドキュメント パナソニック人事抗争史

著者 :
  • 講談社
3.46
  • (14)
  • (63)
  • (60)
  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 425
感想 : 54
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194709

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こんな背景や人事があったとは、外側だけ見てると
    分からない。
    雑誌の記事も広告料によって内容が変わってしまうことは
    分かってはいるけど、あらためて雑誌、広告はうがった目線でみないといけないな。

    トップの判断によって、ころっと状況が変わってしまう、
    合併も売却もタイミングを見逃さない先見がないと。
    投資してきたものが、結局花開かずに終わることほど、
    無駄なことはない。
    人事は仲良しグループだけではだめ。
    ドラッカー「人事において重要なことは、弱みを最小限に抑えることではなく強みを最大限に発揮させることである」

  • 幸之助→「カリスマの、後」の難しさ。
    正治→老害の、みすぼらしさ。

    ◆大きな視点を常に忘れてはいけない。

  • 人情が赤裸々に書かれてあり、面白い。

  • 何ともはや。SONYについては巷間いろいろと語られていますが、その間、Panasonic…というか松下の方でもこんなトップ人事の抗争が繰り広げられていたとは… 絶句するしかありませんが、ある意味This isサラリーマン社会でもあり、、、
    何とも考えさせられる内容でした。著者もよくここまで内部取材したものです。

  • トップの仕事は簡略化されたメッセージでビジョンを示すこと、それさえ示せれば、みんなが考えて実現してくれる。
    トップとは、孤独に耐え、変化に敏感に対応し、身を削るような苦しい決断を下す、そんな日常を過ごすことでもある。

  • ん~。天下の松下が傾くべくして傾いたという感じです。あの松下幸之助でもうまくいかないことはあるものなんですね。
    やはり会社は「創業家」から離れるときが勝負なのかな?という気がします。「株式会社」なんですけど「XX商店」なんでしょうね。今の津賀社長に期待です。

  • 崇高なビジョンを持った創業者が作った大企業でも、人事は感情とは切り離せないんだなあ、と思った。
    そして重大な人事案件は、部下や後任に丸投げしてはいけない、と。。

  • いやー開いた口がふさがらないとはこの事。すべてを鵜呑みには出来ないけど結果を見るとまぁーそーゆー事なんでしょう。

  • 人事に情が絡むとロクなことがないですな。

  • wiki本よりやや良いと思ったら、血族の王の人か。松下創業家がアレだったとか中村大坪津賀がどうとか色々聞いてはいたが、流れとして把握できた。松下幸之助の偉大さは私にはよくわからなかったのだが、パナソニック自体も、よくこれで死なないな、という印象。

全54件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。2004年、『年金大崩壊』『年金の悲劇』(ともに講談社)により講談社ノンフィクション賞を受賞。同年「文藝春秋」に掲載した「伏魔殿 社会保険庁を解体せよ」で文藝春秋読者賞を受賞。2020年『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』(講談社)によって日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。
他の著書に、『われ万死に値す ドキュメント竹下登』『血族の王 松下幸之助とナショナルの世紀』(ともに新潮社)、『新聞が面白くない理由』『ドキュメント パナソニック人事抗争史』(ともに講談社)などがある。

「2021年 『キツネ目 グリコ森永事件全真相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩瀬達哉の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ウォルター・アイ...
ジャレド・ダイア...
國重 惇史
池井戸 潤
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×