- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062197359
感想・レビュー・書評
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新型コロナウィルスで、なにもかも中止。行くところが全く無くなった。退職した時の状態だ。居場所がない。「終わった人」を読んだ。映画になって、ベストセラーで、読もうと買ったのだが、読んでなかった。エリートでないし、女性とは縁がない。
で、読んでみたら、結構身に染みた。趣味は生きがいにはならない。仕事は生き返させる。だがこれは
難易なことだ。ここでは倒産して、9000万円の
借金をつくる。そのこともあり、家庭も居場所にならない。そして、故郷、盛岡へ帰る。
定年イコール生前葬の後の自分の居場所がをどこに置くか、考えさせられる。 -
団塊の世代の男、ぐじぐじして気持ち悪いと思ったけど後半はなかなか。妻にも感情移入しきれずちょうどいい塩梅だったかも。
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3.7 一刻も早く仕事辞めたい自分には、わからない世界。浮気認める夫婦関係もありえない。誰かに求められるのも沢山はいらないな。
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2018/4月 妻や娘の言葉、定年2ヶ月を前に考えさせられた。文庫の字のフォントが大きい
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物語としての面白さ以上に、自分の生き方を考える参考になった。ここ数年、両親、夫婦、人生のあり方などを考えることが増えているので、タイムリーだった。
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東大法学部卒の大手銀行マン、エリートを自負する主人公が出世街道を外されての63歳での定年後の葛藤。
自分と同じようなステージのお話かと期待して読んだが、定年を生前葬だと感じ、自ら終わった人だと認め、一方で周りのジジ・ババを一括りに嫌悪する、そんな主人公の意識には共感できなかった。
楽隠居ができるご時世ではない。終わった人の余生ではなく、自分なりの輝きや喜びを追い続けたいと感じた。
19-72 -
定年退職した元エリートサラリーマン。
仕事一筋で頑張って来たという自負がある分、暇な老人と思われたくないと思い、ジムへ通うのにもしょうもない理由をつけて入会。
変なプライドが邪魔をして、身動きがとれなくなっていくのが見ていて恥ずかしかった。
明日は我が身に思えて怖かった。 -
18.6.1
NHK あさイチ 内館牧子 インタビュー -
定年退職した元エリートサラリーマンのお話だが、最後はみんな横一線という話はなるほどと思った。映画も観てみたい。。