墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
3.95
  • (171)
  • (156)
  • (163)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 1379
感想 : 164
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565158

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 旦那所有。

    一気になんてとてもじゃないけど読めたもんじゃない。それだけ凄惨で残酷な現場が語られていたから。

    あの日からもう25年。当時テレビで見た墜落現場は今でも忘れることはない。
    当時、著者を含む遺体確認作業に携わった医師、看護師、警官の方々の肉体的、精神的疲弊は相当のものだっただろう。

    それがひしひしと伝わってくるドキュメンタリー本。風化させてはいけない事故の、テレビ等では語られなかった現場状況が記録されている。

  • 何度読んでも涙が止まらない

  • 事件の悽惨さがよくわかる。これはぜひ読むべき一冊。

  • あの夏、一体何があったのか。事故を風化させないために、ぜひ読んでほしい一冊です。

  • 2010/8/30読了

  • ずいぶん前に買った本ですが、衝撃は今でも忘れられません。航空機の墜落がもたらす悲劇。しかし、それでも少しでも家族へ完全な遺体を返そうとする現場の方々の働き……

  • 事件や事故が起こったとき、その周りには多くの関わった人たちがいる。普段その人たちのことは殆ど表に出ることなく消え去っていく。どういうことが起こりどのように終わったのか、その意味でこれはとても貴重なドキュメンタリーだと思う。

  • 絶対読むべき。知っておくべき本。タイトルのインパクトで怯んではいけない。真実を刻みこむべき。

  • この出来事は絶対風化させてはいけない。

  • 日航機墜落によって亡くなった520名の遺体の身元確認に全力を尽くした人達の話。

    身元確認に携わった人達を本当に心の底から尊敬したい。
    彼らは極限状態の中、遺体を遺族の所へ一刻も早く帰してやろうという想いで戦ったのだ。

    そこには、遺体が単なる物では無いという日本人の死生観が背景にある。
    この本を読んで、改めてこの死生観が慈愛に溢れた素晴らしいものであると思えた。

全164件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

飯塚訓
1937(昭和12)年、群馬県に生まれる。日本大学法学部卒業。1960年、群馬県警察官として採用され、以後、警察本部課長、警察署長、警察学校長等を歴任。
1985(昭和60)年、高崎署刑事官在職時に、日航機墜落事故が発生、身元確認班長になる。1996年、退官。
著書に、『新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便』(講談社+α文庫)、『墜落の村 御巣鷹山日航機墜落事故をめぐる人びと』(河出書房新社)、『完全自供 殺人魔大久保清vs.捜査官』(講談社)、『墜落捜査 秘境捜索 警察官とその妻たちの事件史』(さくら舎)、『刑事病』(文藝春秋)などがある。
現在は、講演活動などを通じて、日航機事故の語り部として、命の尊さを伝えている。

「2015年 『新装版 墜落現場 遺された人たち 御巣鷹山、日航機123便の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

飯塚訓の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×