墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565158

感想・レビュー・書評

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  • 生きることについて深く考えた。
    いつどこで死ぬかわからない
    自分の命愛する人の命、大切にしたいと強く思った。

  • 日航123便墜落事故の際、遺体の身元確認作業の責任者としていた著者が当時の現場の様子を書いた作品。

  • 想像を絶する強烈な内容です。

  • 2007/4月頃
    なぜ買ったか記憶にない。
    壮絶だった遺体処理の現場を知りたかった。事故ってものがどういうもので、人が創りだした便利なものがそれを生み出していることを心に留めたい。

  • 4062565153 292p 2002・1・10 5刷

  • 読んだのは去年、図書館からです

    毎年夏になると必ずといっていいほど『御巣鷹山』の単語がニュースから流れます。私が生まれる前の事故ですが、どんなものなのか知りたい、そんな気持ちから借りました。

    内容は凄惨な現場の記録で、
    あの日、あの場にいた人たちが実際目にし感じたものは、私が想像するどれにも当てはまらないものであり、正直なにも言えなくなります。

    ただ、この事故で、多くの人が亡くなり、多くの人が悲しんだということ。被害者・ご遺族だけではありません。日航・警察関係者、医療従事者 etc‥多くの方々が携わり、陳腐な言葉ですが 各々のドラマがあったということが事実で。

    二度とこのような事故を繰り返さない為にも、またこれからの時代交通が便利になる一方、こういった危険性をはらむ事実を多くの人に知ってもらいたいですね。

  • 1985年群馬県の御巣鷹山に日航機が墜落した。当時身元確認班長だった著者の127日間にわたる遺体確認作業の記録。



    事件当時生まれてもなかった自分にも生々しさが伝わるような記録。いや、ほんとは自分が感じてるような易しいものじゃないんだろうけども...
    事件自体の凄惨さもあるけども、警察官や医者、看護婦の熱心さなども印象に残る作品。

  • 日本の、いや世界の記憶に残るであろう1985年に起こった日航機墜落事故の担当責任者である飯塚訓さんが書いた当時の記憶。日本における事故でも大規模であるだろう墜落事故の生々しさが書かれ、文字を通じてイメージすることがこれでもかとつらく心にのしかかる。読むだけでも心に重くずしりと迫ってくるのに、現場にいた警察や医師、看護婦、そして何より遺族の気持ちは精神的な影響は計り知れない。戦争もそうだけれども、この墜落事故も多くの人に知ってもらうべき事故である。

  • 中学生の頃に、日航機のドラマを観て興味を持ち、一番最初に手にした作品。

    墜落の夏や沈まぬ太陽など、日航機がテーマの作品を読んだが、これは物語ではなく事実を記した書類って印象でした。どの本よりも生々しかった。

  •  ちょっと時間があったので先日購入したこの本を少し読もうと開いたが最後、ページをめくる手が止められなかった。
     人体の腐敗臭というものを嗅いだ事があるだろうか?私は以前、嗅いだ経験がある。何とも形容し難いものであったとだけ言っておこう。
     これは凄惨な検屍の記録だ。
     事故でバラバラになった人体の一つ一つを徹底的に調べ上げ、身元を突き止め、できるかぎり清め、待ちわびる遺族の元へ還す。冷静な観察眼で遺体と対面し続ける警察官・医師・歯科医師・看護師たちの壮絶な様が非常にリアルに迫ってくる。
     生と死と愛と悲嘆が渦巻いた、御巣鷹の夏の忘れ得ぬ記録。

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著者プロフィール

飯塚訓
1937(昭和12)年、群馬県に生まれる。日本大学法学部卒業。1960年、群馬県警察官として採用され、以後、警察本部課長、警察署長、警察学校長等を歴任。
1985(昭和60)年、高崎署刑事官在職時に、日航機墜落事故が発生、身元確認班長になる。1996年、退官。
著書に、『新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便』(講談社+α文庫)、『墜落の村 御巣鷹山日航機墜落事故をめぐる人びと』(河出書房新社)、『完全自供 殺人魔大久保清vs.捜査官』(講談社)、『墜落捜査 秘境捜索 警察官とその妻たちの事件史』(さくら舎)、『刑事病』(文藝春秋)などがある。
現在は、講演活動などを通じて、日航機事故の語り部として、命の尊さを伝えている。

「2015年 『新装版 墜落現場 遺された人たち 御巣鷹山、日航機123便の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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