未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638272

感想・レビュー・書評

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  • 12/2

    何せうぞ,くすんで,一期は夢よ,ただ狂へ

  • やっぱし、篠田さんのミステリー好きだなぁ♪よくある探偵物語はただ犯人を明かして、そして終わり。その後の周囲の人たちのケアっていうのか、何ていうのか、そういうのがあまりなくて
    事件的にスッキリするだけだけれども、篠田さんの作品はそうじゃなくて、大体事件の舞台となる建築物に纏わる人の心を読み解いていく感じがすごく好きだ。
    この未明の家「梁明荘」に、住んでいた家主がどんな想いで住んでいたのか、どんな想いで生きてきたのかも、桜井京介が読み解いていく所が、ミステリーだけれども、犯人発覚の場面よりも好きだ。

  • 建築探偵第一作。
    結末と建築物の美しさは秀逸。

  • 建築探偵桜井京介シリーズ。

  • 京介ってばまだこの頃25歳だったんだねー。蒼だって15歳!わーお!
    はじめ京介たちがいやに過保護入ってんなーとか思ったらまだこの時15歳なんだもんね;

    いやはや…なんていうかな。それぞれの建築には建てた人の思い入れとかいろいろなものがつまってるんですね。

  • 建築探偵シリーズだけあって、建築様式に関する話題は楽しい。実は美形の京介よりも、本名の出ない蒼が気になった。

  • 読みやすい本で、探偵役のキャラクターも立っている。

    トリックもフェアだし。

    でも、あっと驚くという感じではない。

    実は超美形の探偵が前髪で顔を隠してる、という設定もなんだか嘘くさいし。

    主役の京介よりも、深春と蒼の方が生き生きとしたキャラを演じているように思う。

    私は建物フェチなので、この話の核であるスパニッシュ様式の家を想像することが、謎解きよりも実は楽しかったりした^^;

  • 建築探偵シリーズ。いろいろな建築物が出てきます。・・・頭の中でその図面が再生できないのはちと痛い。雰囲気だけは感じてます(笑)何と言うか、文章が綺麗なイメージあります。女性だからでしょうかね?(偏見とかではなくてよ)

  • 建築探偵一作目。古風な屋敷・館が出てくる、本格派(に含まれるだろう)ミステリ。綾辻氏ほど古風・壮大な時代がかった屋敷ではないが、昔の日本、しかし西洋の文化に影響を受けた時代を連想させる、日本でありながら日本離れした雰囲気が物語の背景に深みを持たせている。
    探偵役がものすごい美貌な上、ものすごい博識だということが多少現実離れな印象を持たせるが、(それをいうなら蒼の能力もそうか)いたるところに配置された伏線は巧みで物語りの中でキーワードのように使われていたジグゾーパズルのように、ピースを一つずつはめていくと「真実」がゆっくりと姿を現す、そんな感覚が気持ちいい。
    一気に読ませられた。

  • 建築探偵シリーズ。ほほぅ、建築ですか。と思って手に取ってはみたものの…。何だか人物描写が綺麗過ぎてナントモカントモ…。うーん…お話自体は面白いですけども。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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