13階段 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.07
  • (1960)
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本棚登録 : 14266
感想 : 1604
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748384

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ面白かった...!!!!!!

  • 罪を背負った二人が罪を償う為に罪と向き合い葛藤を抱えながら、死刑囚の冤罪を証明していく。許される犯罪と許されない犯罪の境界線は法で画一的に決められるのか?死刑はなんのためにあるのか。応報か教育更生か、正解のない難しいテーマを主軸に物語は進んでいく。物語終盤の二転三転はハラハラドキドキしながらページを捲った。ただ、最終盤の伏線回収と純一の心情吐露はアッサリ感が有り、もう少し肉付けて欲しかった。その分だけマイナス1点。

  • 前半のダラダラも後半巻き返し

  • 真犯人の名前がページをめくった冒頭に表示された時は驚いたんだけども、またまたまたで、その後の展開も面白い。
    これだと、よく分からないと思うんだけど、とにかく「面白い!」です。過去一かも知れない。

  • これは感想書いてたら止まらないやつです。

    あらすじやテーマは他の読者様が丁寧に書かれているので私の拙いやつは必要ないとして。

    「とにかく1度読んでみてっ!!」

    序盤から謎を散りばめられてどんどん引き込まれてたと思ってたらすぐ中盤。
    そここら終盤はもう怒涛の展開。
    伏線もそこまで回収するのかと驚いた。

    テーマが死刑囚やら冤罪やら殺人や正義の定義、刑法や不公平さ諸々、重いものなので苦手な方もいるかも。

    私も寝る前に読むとうなされた同作家さんの「ジェノサイド」の経験を活かし就寝前は控えました笑。

    それを差し引いても面白かった。
    考えされられる話ですし重厚なストーリーなのでおすすめです。

    • マメムさん
      ひろさん、お返事ありがとうございます。
      似たような作品ではありませんが、メッセージ性の強さという点で『15歳のテロリスト』もオススメします♪
      ひろさん、お返事ありがとうございます。
      似たような作品ではありませんが、メッセージ性の強さという点で『15歳のテロリスト』もオススメします♪
      2023/12/14
    • ひろさん
      マメムさんのオススメはここまできたら全て手にとる所存です笑。探してみますー♪いつもありがとうございます!
      マメムさんのオススメはここまできたら全て手にとる所存です笑。探してみますー♪いつもありがとうございます!
      2023/12/14
    • マメムさん
      ひろさん、お返事ありがとうございます^_^
      ハズレもあるかと思いますのでご了解下さい(笑)
      ひろさん、お返事ありがとうございます^_^
      ハズレもあるかと思いますのでご了解下さい(笑)
      2023/12/15
  • 2回読んだが、どうしてこんなに面白いんだ!!!!!!
    クライマックスに向けて、こんなにドキドキハラハラ、「えっ?」「うそ!」「きゃー!」と心乱される小説は、なかなか無いです。
    5年後くらいにまた読みたい(笑)

  • 自分の保護司を殺した死刑囚の樹原亮。
    売られた喧嘩で相手を殺してしまった三上純一。
    過去の死刑執行の実務に苦悩する刑務官の南郷。

    樹原は犯行時の記憶を無くしていたが、階段があったことを思い出す。三上は仮出所し、南郷は刑務官をやめる決心をする。そこに樹原の弁護士に樹原は冤罪なのでそれを晴らしてくれと依頼が入る。南郷は三上を助手に調査を始める。すると樹原の事件と三上の事件が関係してくるのが分かってくる。関係者にあたり彼ら彼女らが大きくクロスして1点に収縮する様が緊迫感がある。

    また樹原は記憶を無くしているがゆえに悔恨の情が無いと情状酌量も無く死刑が確定するとか、三上の家族は遺族に対する和解金で経済的に苦しくなり、弟は退学と、犯罪者家族の置かれる状況、また被害者家族の報復の感情、また死刑執行の実務に苦しむ刑務官南郷とか、「犯罪」の大きな波紋が描かれ、いろいろ考えさせられた作品だった。最後の南原刑務官にはうぅとなってしまう。読み心地がちょっと太田愛に似ている。


    第47回江戸川乱歩賞受賞作

    2001.8.6第1刷 2001.8.29第3刷 図書館

  • とんでもない一冊に出会ってしまった。
    終盤に二転三転しつつ怒涛のように明かされていく真相に読む手が止まらなかった。
    法律、死刑制度の正しさ、正義とは何かと考えさせられました。

  • 「死刑制度」をテーマにしているので、最初から最後まで緊張しながら読み進めました。
    とある死刑囚の冤罪を晴らすべく、調査を進める2人。ラスト100ページくらいで一気に話が進むので、そこから一気読み。明かされる真相には驚愕しました。
    知らなかった職業や制度などがたくさん出てきて、とても勉強になりました。

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著者プロフィール

1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』(阪上仁志との共著)など。2011年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

「2012年 『グレイヴディッガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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