翳りゆく夏 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754699

感想・レビュー・書評

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  • 080427(n 080504)

  • 「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。
    週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、
    20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。
    社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、
    当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、
    ついに“封印されていた真実”をつきとめる。(BOOKデータベースより)

    第49回江戸川乱歩賞受賞作。


    とても読み易い! 
    後半からはすーっと流れるように終盤までノンストップ。
    実話以上のリアリティがあって鳥肌。
    展開の早さ、構成が本当に上手い。
    キャラの魅力にもどっぷりと嵌りました。
    読ませる力は絶大ですね。


    親の立場になって、唸り、苛立ち、叱咤激励し…
    子の立場になって、エールを送り、号泣。号泣。号泣・・・

    読み応えは充分。
    人間ドラマの切なさで胸がいっぱいになってしまい、
    気持ちを思うと・・・辛くて堪らなかった。



    でもちょっと残念なことが。
    ううむ。 なんて言ったらいいか…
    伏線がね、ちょっと張られすぎていますね。
    これでは途中で犯人が分かってしまう人も
    多いのではないかしら。
    ですが、登場人物の魅力に取り憑かれて、
    物語にすっかり入り込んでいるはずなので(笑)
    分かった上でなお、楽しめる作品でもあります。


    東西新聞社の杉野社長、なかなか素敵です。ふふ

  • 2007/9/24
    BM-H E

  • 第49回江戸川乱歩賞受賞作。序盤から話の展開が見えるも、丁寧で整然とした文章のお陰でさしたる苦もなく読める。ただ登場人物がみんな地味な印象、読み終わって名前が思い出せる人物がいない。

  • 【解説】 郷原宏

  • 結構最後までだまされた感じ。面白かった。せつなさの中にも爽快さがある。

  • 8月に読むにうってつけです。冒頭から入りやすいミステリーです。

  • なんか淡々としていて、すごい盛り上がりもないのに、すごく惹かれる…これはハマります。

  • なるほどねー、という感じ。でもおもしろかった。

  • 時効になった犯罪、しかし実は冤罪だった。それを願っていた人、むしろ知りたくなかった人。色んな人たちの思惑が色々と混ざり合って面白いです。<br><br>

    <strong>出版社 / 著者からの内容紹介</strong><br>
    <blockquote><p>「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに"封印されていた真実"をつきとめる。第49回江戸川乱歩賞受賞作。</p></blockquote>

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