- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062766081
感想・レビュー・書評
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森作品は登場人物がどれも魅力的。今回はそれに加えてストーリーにも感情移入した。トリックはそこまで驚かなかったが、全体を通して面白かった。
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生とか死とか自ら死を選ぶこととかについての議論が今までと比べて特に踏み込んでる気がして興味深かった。
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個人的にすごく読みやすかった。森博嗣ワールドすきかも。合ってるかも。ポンポンポーン
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220324*読了
森博嗣さんの小説を読むのがやめられない止まらない。
他の本を差し置いても、読んでしまう。
あらかた読み終われば、この欲求もおさまるのか?
それぐらいおもしろい。夢中にさせるのですよ。
今回は4人が銃殺されて歯が抜かれるというとんでもない事件。
でも、理由には切なさもあって、いつもよりも動機がわかりやすいな、と。
これは一連の事件とは関係ないのか?
「λに歯がない」のメッセージが気になる。
萌絵ちゃんの容姿もだけれど、やっぱり主役を張る女性なんだよなぁ。
さっ行動をする萌絵ちゃんが好き。 -
完全に施錠されていたT研究所で、四人の銃殺死体が発見された。いずれも近距離から撃たれており、全員のポケットに「λに歯がない」と書かれたカードが入っていた。また四人とも、死後、強制的に葉を抜かれていた。謎だらけの事件に迫る過程で、西之園萌絵は欠け落ちていた過去の大切な記憶を取り戻す。
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T建設技術研究所で4人の銃殺死体が見つかった。4人とも死後、強制的に歯を抜かれており、ポケットに「λに歯がない」と書かれたカードが入っていた。不可思議な事件の謎に西之園萌絵たちが迫る、Gシリーズ第5作。
本作は、Gシリーズ全体のテーマがおぼろげながら見えてきます。 -
その発想は無かった、、、犀川先生またもやすごすぎる海月もすごいけど
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森小説は、余白が広い一話一話が他作品とつながって立体的になる。出演者の成長や歴史を感じたり、くすっと笑える仕掛けになってたり、全体を通してトリックになってたり。
生きていれば
「そう、死ぬことだってできる」
「だから、生きている方が、少なくとも上位ではある。逆からは戻れないんだからね。しかし、たとえば、芸術家が、ある作品を完成させようとしているとき、それをいつ完成と見なすか、いつ作ることをやめるのか、と考える。その選択にも似ている。手を止め、創作をやめることは、つまり作品の死かもしれない」