猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772211

感想・レビュー・書評

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  • 2018#23

  • 読み終わった後、こんなにハッピーエンドでいいの?と思えるような幸せな読後感。
    猫がたくさんいる事務所で、是非働いてみたい。

  • 後半になるにつれて張られた伏線がどんどん回収されていって面白さが加速していった!!
    一見無関係に思えた全部の事件が繋がっていく様子が見事。
    主人公の百瀬をはじめ、脇を固める登場人物がそれぞれとてもいいキャラしてる。個人的には結婚相談所の大福さんが好き!(笑)
    エンタメ色が強く楽しく読める作品だけど、百瀬が優秀であるばかりにペット専門の弁護士のようになってしまったり、猫屋敷に住むおばあさんの事件だったり、百瀬の生い立ちだったりと、厳しい現実も描かれてることで深みが増してるように感じた。それでも百瀬のへこたれない姿に励まされる。
    ただなんで事務所の扉に毎回ねこべんという落書きがされるのか、それを誰が書いているのか、野口美里のマンションのエレベーターで出会った女の子のことは分からずじまいでちょっと気になった。続編で出てくるのかな〜、、

  • バタバタした日常にホッと出来る時間を作ってくれた作品でした。ある事件がゆっくりと経過して行く中で、事件に関わる人たちが静かに猫弁

  • ストーリー展開は難しくなく、読んでいてさらりと頭に入ってきた。主人公はぼんやりしていて、のんびりと話が進んでいく。しかし、脇を固める様々な登場人物がワイワイガヤガヤと面白おかしく主人公の日常をあざやかに色付けて行く。それは主人公・百瀬が望まない色付けであっても続いている…。
    とりあえず楽しく読めたので星4つ。ただ、続編をすぐに読みたい!と思うほど作品にのめり込んではいない。

  • てっきり猫鍋の延長の猫のお弁当だと思った。猫の弁護士だった。自分も猫を飼っているけど社長夫人の言い分は全くわからない。長い名前も呼びにくい...お金持ちだとやはり感性が違うのか。お見合い30連敗とはさすがに相談所が悪いような気がしていたけど、もっと早く告ってればいいのに!悲しくなるでしょ(;ω;)大阪人2人は世間知らずが逆によかったのかな。ツッコミは多々ありつつも、彼らの友情は見ていて気持ちよかった。

  • ドラマ化もされた原作本。
    猫いっぱいの弁護士事務所に舞い込むミステリーを解き明かす!

    配置場所:2F文庫書架
    請求記号:913.6||O 95
    資料ID:C0034804

  • ミステリのジャンルに入れていいのかと思うほど、ほのぼのほんわかとしたストーリー。
    主人公の推理が冴えわたる、というのではなく人の良さが最大の特長で、事件解決よりもプライベートの方の展開が気になる話でした。
    こじんまりだがみんなハッピーエンドでうまくおさまってよかった。

  • この弁護士は、奇跡を起こす。

    お見合い30連敗。冴えない容貌。でも天才。婚活中の弁護士・百瀬太郎は猫いっぱいの事務所で人と猫の幸せを考えている。そこに舞い込むさらなる難題。「霊柩車が盗まれたので取り戻してほしい」。笑いあり涙ありのハートフル・ミステリー、堂々誕生! 満場一致で第一位、TBS・講談社ドラマ原作大賞受賞作。

    ●百瀬さんはたくさんのかわいそうな目にあうけれど、それを優しさで必ず乗り越えていく。そんな姿に、「本当の強さ」を感じました。(福岡県10代女性)
    ●なぜしょっぱなからボケと突っ込みがはじまるの!? もう後は一気読みです。(山梨県40代女性)
    ●読了後一番心に残ったのは「この人たちにまた会いたい」という思いでした。生涯追いかけたいと思う作家が1人増えたことに、最大限の感謝を。(千葉県30代男性)
    ●猫が恋のキューピッドですね。人が死なない、みんな幸せになるほっこりミステリーです!(茨城県10代女性)
    ●幸せで温かな気持ちでいっぱいになりました。読後感が最高です!(東京都40代女性)
    ●「こまったら上を見ろ」すごく切なくも、ときめく言葉だなぁ~と思いました。(大阪府30代女性)
    ●息をもつかせぬ展開の速さ、魅力的な登場人物、予想もしないラストシーン!(東京都30代女性)

  • サクサク読めるテンポの良さで、あっという間に読了。ストーリーは深すぎず、こちらも謎解きしている感覚で読めて楽しかった。
    登場人物が色んな場面で繋がっていて、そんな近くに⁉︎そんな簡単に出会う⁉︎って思う事も…笑
    あっさりと言えばあっさりだけど、難しかったり重い作品を読んだ後などにはいいかも。
    猫中心ではなく、事務所に猫がいますよ〜程度の登場。もっと猫感欲しかった!

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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