不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
- 講談社 (2008年1月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879262
感想・レビュー・書評
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不機嫌な職場の構造的要因を①進む組織のタコツボ化、②評判情報流通と情報共有の低下、③インセンティブ構造の変化の3つとし、対策を考える。
要因は「そうかもな」とうなづけるが、特に目新しい視点でもないように思った。
対策部分は薄っぺらい。
事例も、グーグルとサイバーエージェントはよく出る企業な気がして既視感。ヨリタ歯科クリニックの例は面白かった。
発行された当時は新鮮だったのだろうか...?
今は読む必要のない本と思える。 -
職場で協力関係が築けなくなった原因と対策について。
原因を
・終身雇用の崩壊による業務の専門化(タコツボ化)
・インフォーマルコミュニケーションの消滅と人となりについての情報共有の不足
・協力し合うインセンティブの欠如
とし、これらの解消を対策とする。
考察や事例はどれも納得感がある。
特に重要なのはこれらを可能にする具体的で有効なアクションの実行である。ミッションやクレドを決めている会社は多いと思うが、それだけでは絵に描いた餅で終わってしまう。人事部自ら社内ポスターをデザインしたり、サンクスカードのようなものを効果的な形で実践することがKFSと言える。
その意味で、従業員にとっての体験をリアルにデザインする力とUIが大切。 -
読んで損した。近年まれに見る駄本。100円で売っていても読むべからず。
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一時期の日本で見られた「仕事をしていない、ただ声が大きいだけ」の人が評価されるということ。自分の問題意識に近い記述である。人を中心とした仕事の問題点であるという。こうした問題は、わかりやすい成果という数値化できる尺度がなく、評価制度を設定できない職においては、まだまだ顕著であると思う。
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成果主義が導入された結果、お互いの仕事に関心を持たず、自分の仕事にのみ集中するタコツボ化が進んだという。これを打破するのは、やはりコミュニケーションが大事とのこと。うまくいかない職場は挨拶とか最低限なことも出来ていないことも多いそう。忙しすぎるから出来ないというのもあるけど、頑張っていきたい。
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高橋克徳氏に研修講師をお願いするにあたり読了。サイバーエージェントの人材を大切にする楽しい企画に感銘を受けた。トップダウンじゃないとできないのではと思うところも。
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意見できる環境だけでは不十分で、それをすくい上げる実績が必要だよね。
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どちらかといえば中間管理職寄り上の経営レベルの話が多かった気がする。
でも事例は具体的だし、個人でもできる対策が書かれてるのは、刺激になった。
ただ、この本がほぼ10年前に書かれてるのに、なにも変わってないことに、
危機感すら覚える。
転職も、あんまりポジティブにはみてもらえないし。
もっと多くの人に読んで欲しい本。 -
「うちの会社のことか?」と思うほど,近似した事例ばかりだった。再度読み返して,整理して,今後につなげたい。