不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879262

感想・レビュー・書評

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  • グーグル、サイバーエージェント、ヨリタ歯科の紹介だけでも読む価値あり。

  • 著者たちはコンサル等企業関係者なので、アカデミックな内容ではなく「なんちゃって本」かなと思った(タイトルから勝手に想像)が、色々な視点をしっかりバランスよく取り扱っている。
    綿密な取材に基づいての記述であることが感じられる点も好感が持てる。
    ただ現状は冷静に分析できているが、改善・解決というのはなかなか難しい問題であるし、一企業の問題ではないのかも知れない。

  • なぜ職場が不機嫌なのか?

  • 上手くいってる職場環境を実際に知ることができる。よりた歯科が流行る理由がよくわかる。

  • 青春正当中。 「働きがいのある会社(好有的公司?)」https://hatarakigai.info/ranking/
    「患者が選ぶ病院ランキング(患者选出的医院排列)」是提供完了。

  • 新書にありがちな、題名だけのパターン。職場におけるコミュニケーションの活性化について。
    どんな企画をしても、そんなことをする余裕はない!という声があがる会社はどうしたらいいのか。社員同士の不信を解決するにはどうしたらいいのか、など原因分析はあるものの具体的な解決策があまりなかった。

  • 相手からの応答・反応というコミュニケーションが弱くなっていることで、
    対人の関係性も希薄になり、組織としても弱体化する。
    馬にんじんによる金銭的インセンティブから、内発的・根源的感情に訴えるために「手ごたえ」を与えることで、協力関係を引き出すことができるとのこと。

    つながりという意味では良くも悪くも、インフォーマルな活動は減ったなーと思う。社員旅行とか無くなったしな。
    リアルな「人となり」を知るチャンスが減っているのは感じる。

    「タコツボ化」は現在進行形だなー、どうしたものか。

  • この本を読んでGoogleが「昔の日本企業のようだ」なんて書いてあるからって、浮かれて社員旅行を企画したりする前に、少し立ち止まって考えてほしい。高度成長期の日本企業がおかれていた環境は、まさに現代の成長産業であるIT分野の状況と酷似していたのではないか?
    この本にある3つの具体例のうち、実に2つがIT分野の新興企業である。
    成長期にある企業の姿は「熱意の好循環」とも言うべき状況においてどれも似通った形になるのは想像に難くない。
    問題は、パイ自体が縮小する状況下で、社内以上に殺伐とした外部環境に取り囲まれながら、既に巨大化してしまった組織のモチベーションをどのように維持し、互いに協力し合うことが可能か、という点である。本書の答えは、小は朝の挨拶や「ありがとう」の気持ちを心を込めて伝えることであり、大はインセンティブや役割構造に対する工夫である。どれももっともな話が書かれてはいる。今まさに深刻な状況にある職場には有意義な情報だろう。
    が、一読した後もモヤモヤが晴れない。申し訳ないのだが、ここに出てくる職場や社員の「いきいき」「はつらつ」の、ある種の宗教くささやチャラチャラした青臭さが生理的に駄目なのだ。特に入社式で親からの手紙を読む、なんていうお涙頂戴は自分の職場だったらと想像しただけでぞっとした。
    会社は心洗われるために行く場所ではない。
    この本に決定的に欠けているものがあるとすれば、「ありがとう」「すごいよ」という上っ面の言葉だけではない、背中に語らせる、背中を見て育つ、という感性だ。時代遅れの謗りを覚悟で、この感性だけは絶対に伝えるべきと信ずるものである。

  • 立派な人事制度ではなく、「ちょっと組織をよくする仕組み」が組織に活力をもたらしていることがあります。この本では、そのような「仕組み」にスポットをあてて、組織に活力をもたらすヒントがまとめられています。

    ・なぜ、あの会社にはビリヤードテーブルがあるのか?
    表向きの理由は、社員の息抜きだけど。。。

    ・「感謝」「認知」は大きなインセンティブ

    ・若い社員は「会社の上司と飲みにいくことがイヤ」なのではなく、「あなたと飲みにいくことがイヤ」なのかもしれない

    ・「属人性の排除」と「仕事の共有化」は、組織を強くする

  • 人事担当者にはとても勉強になります。なぜそこまで職場環境が悪くなるのか?という疑問にも答えが見つかります。
    人事担当者にとって(もちろん全ての職種の全ての働く人にとっても)、必読の一冊です。

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