- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062880831
感想・レビュー・書評
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文章の書き方を学びたくて手に取った一冊。文章は何も起承転結にあてはめなくても良いというのは目から鱗だった。テクニックを習得して凡庸でない文章を書きたい。
(メモ)
エッセイへの段取り
①ネタ出し ※思いついたものを書きだす
※会話をメモする
②グループ分け※ネタを3つくらいのグループに分ける
③ゴールを決める。※最後の文章を決める。
④タイトルを決める。※つかみが大事
⑤通過地点を設定する ※1がこれで「えー!」
2がこれで「へぇ」
結局3になる「ほぅ」を考える
書く作業へ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書術からの作者読み!
かの本より平易な文章と言うイメージ
趣味で読んでたけどちょうど小論文についてがあったので、もうすぐ受験生の私はラッキーな気分になりました!
一人弁証法はいつか取り入れてみたいと思ってます♪ -
…人を動かすってそんな大ごとにしなくてもいいのですが、とりあえず『文章術』という言葉初めて聞きました。
そんな語句を使って教えていただけるのでしょうか?
私、理解できますか?
ぎゃあッ!!と叫んで、本を閉じてしまうかもしれませんが、とりあえず手に取ってみたいと思う一冊です。 -
週一でエッセイを書け。それが気づき、発見の生活に繋がる。
書くための2つの考える力
・「新しい認識を得る力」・「文脈をつなげる力」
凡庸さを打ち破るには、「キーワード」を別の言葉で言い換え。
例:「論語と算盤」←関係のなさそうな言葉の距離をつめてゆく。 -
★★★★エッセイを「書く」には発見力と再現力が必要。発見力は日常を観察し何かに気づくこと。再現力は順番を入れ替えたり余談をカットしたりまとめる力。他人の話もまとめて文脈を繋げる力があれば自分のオリジナルのネタになる。文章の最後を先に考える。凡庸なタイトルはやめて、つかみのあるタイトルに。3つの通過地点(え?、へ〜、ほぅ〜)を設定する。
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●「誰も教えてくれない 人を動かす文章術」
http://kileihana.com/archives/18480121.html
『メールを含め、私たちの生活においては、実は、文章力が日々、求められています。
そこで求められているのは「実用的」文章力ですが、その「実用的」というのは、本質的には「人を動かす」という意味なのです。
一見拙い文章でも、人の心を動かすのなら、それは力のある文章と言えます。』
良い文章とは、つまり人の心を動かして行動を変えることのできる文章である。
本書から学んだ「人の心を動かす文章」の書き方のテクニックとして、「アウトプットを優先する」、「凡庸な結論は絶対避ける」、「引用と出典をうまく使う」の3つがあります。
それらについて私の考えも述べながら、まとめてみた。 -
文章本、すなわち文章の書き方についての本には大きく分けて二つの本があります。
一つは、一文単位に焦点を当てて書かれた本。言わば「ミクロ文章本」。例としては本多勝一『日本語の作文技術』や野内良三『日本語作文術』などです。
これに対して、書くべき内容など全体について書かれた「マクロ文章本」に当たるのが本書。文章の価値(面白さ)を、「その人だけの切り口・視点」に置いたもので、ブログなどで面白い文章を書きたいと思っている人は一読の価値があります。
報告書や謝罪文の書き方なんかも書かれていて、既存のビジネス書と違うという意味でも良いと思います。 -
文章を書く目的は、自分を表現する、と言うのでは曖昧すぎる。
「私は、ものの見方を変える文章こそが、意味のある文章だと思っています」p.20
それがどんなシチュエーションにおける文章であっても、新しい視点を与えるものでなければ価値は得られない。
……新しさとは何か。どうすればそれを得られるか。
「独自の視点の見つけ方は二通りあります。『異質であると思われる二つのものの間にある共通点を見つけること』と、『同質であると思われる二つのものの間に差異を見つけること』です」p.56
「個性というのは、ある種の『無理』や『歪み』であると私は思います」p.59
多少強引でも、既存のつながりを引き離し、全く違う形でつなげる作業が「独自性」をはぐくむ訓練になる。
逆に言えば、あらゆる個人的なセンスが新たな発見を促すこともある。
「これからの時代の情報の価値は、一人ひとりの体感とか手触りとか、微妙な感覚のところをどれだけすくいあげられるか、というところにかかってきます」p.83
常にいろんな人の「独自な」感覚に対しアンテナを張っておく。それが気付きの力になる。
読書感想文の課題図書になるような本を、解説で紹介されているような一般的な読み方で済ませてはならない。なぜならそれらは「テキスト」だからだ。
「多義的な解釈を許すものほど、テキスト性の高い質の良い作品なのです」p.105
評価を恐れず自由に読み、自由に書く。これは僕も日頃から気をつけていること。
(ちなみに)好きな表現。
「例えば有名な存在を太陽のように利用し、あなた自身は月のように光ればいい。つまり引用するのです」p.119
基本のスタイル。フォーマット。
「まずゴールとなる一文を決め、次にスタートとなるタイトルを疑問文の形で示す。そうして通過駅ともいうべきポイントを三つくらい並べる」p.178
これに慣れたら、一つの文章の中で異なる意見を戦わせ、より合理的な結論を自ら導く弁証法的論理展開に挑戦してみる。それは柔軟さを鍛え、自分の主張を肉付けするきっかけにもなる。自分の観点を固定することはいかなる場合でも罪である。
「文章においては、凡庸さは恥です」p.184
つねに「普通」を超えていく。
ここでいう文章力とはソーシャルメディアに蔓延するあらゆる文章に対しても言えることだと思う。ブログとか、twitterとか、まあこういうレビューとかもそうだけど。
自分がその文章を書くことで、読んだ人の視点を変えたり、心を動かしてやるっていう目的意識。誰にもまねできない自分だけの切り口から表現してやろうっていう野心。
twitterでも、たくさんRTされるつぶやきにはそういう力があると思う。
少なくともこの本は改めてそれに気づかせてくれた。良書。 -
「人を動かす」ことができる文章を書くために必要な思考法や視点の定め方、また文章展開や表現方法などについて語られている。
ビジネスや生活、さまざまな場面で実用的な(=人を動かす)文章を書くことができれば有益だと思う。
身体性のないメールに人間味のある言葉を加えて表現することの重要性はよく理解でき、すぐにでも実践したいことである。
ただ、紹介されていることを訓練し、体得していくには、元々の能力やセンスが必要だろう。