かわいい結婚 (講談社文庫)

著者 : 山内マリコ

• 講談社 (2017年6月15日発売)

感想・レビュー・書評

[うさぎさんの感想 · 2021年7月1日]

ひかりほどではないけど家事を苦手に感じたり、
マッサージ屋さんで泣きそうになったり
自分と重ねるところが少しずつありました

最後の「お嬢さんたち気をつけて」
でユリがATMに並ぶところが好きです

[中の人さんの感想 · 2021年6月18日]

「悪夢じゃなかった？」と解説がおもしろかった

[mさんの感想 · 2021年5月30日]

結婚に対する夢がなくなる、、けど現実、、、リアル、、、、結婚って全然かわいくない、、、

[chikagorooさんの感想 · 2021年5月25日]

「かわいい結婚」
結婚する時に旦那側のお母さんに言われる「◯◯の世話してやってくださいね」の意味になるほどなと思った。
「悪夢じゃなかった？」は男性が実際に女性になってみて、女性の大変さに気づいていく過程が面白かった。
面白くないことはないけど、全体的に内容が薄いように感じた。

[toratora1025さんの感想 · 2021年5月8日]

読もうと思った理由
著者の描かれている世界が面白いから

現代の結婚に対する女性の感情がリアルに表現されていて読みやすく面白かったです。

[兎さんの感想 · 2021年2月10日]

女の人が抱える悩みをそれぞれの物語で語る

最初のかわいい結婚はタイトルとかけ離れた
現実の結婚という感じ。
バリバリ働いていたひかり。結婚がゴールでその中には普通の幸せがあると思っているけど
結婚したときから始まる家事 掃除 洗濯。
どれも簡単だと思っているけど、これが難しい。
そして終わりもない。なんとなく分かります。
でも結婚相手が誰であれそれは変わらない。
それなら今の旦那さんがいい。確かに。

悪夢じゃなかった？はクスクスと笑えます。
女性を見下してた男性がある日女性になる。ファンタジーだけど、現実で女性を下に見てる人は一回本当になってみて欲しい笑
こんなに大変なんだとか、お洒落はこんなに身体はるのかとか、買い物は確かに楽しいこと、そりゃお金かかるわ。最後主人公が、男に戻れるけど女装化になってるのも良い。

お嬢さんたち気をつけて
仲の良い2人の話だけど
田舎にとどまる子と
都会にいく子で生活も性格も変わる。
好みも全て似てた2人が環境でこんなにも変わる
逆をいえば選ばなかった方はこうなってる
でもそれが幸せだったとも言えない。
完全に幸せはそれほど難しい。
家庭にはいれば幸せ？
自由があれば幸せ？
そのどちらにもやはり悩み苦悩はあるということ。

どれも面白かったです。

[さりこねかさんの感想 · 2021年2月8日]

結婚っていろんな形あるし、自分一人で完結するわけじゃないから難しいなぁって思った

[よしおさんの感想 · 2020年8月21日]

読み途中メモ
文体があっさりしててとても読みやすいし、主人公のキャラクターがとても現代的でねちねちせずあっけらかんで好感が持てる。途中のネットの知恵袋的な演出も好き。　

[Rieさんの感想 · 2020年6月21日]

普通に起こりうる男女の現実に、ぐさぐさ刺さりっぱなし、、
読みながら、結婚って大博打だなぁとしみじみ。相手選びは慎重に。

『悪夢じゃなかった？』が一番好き。
社会からは消費のメインターゲットにされ、男性からは性的な魅力がないと見下される。
やれメイクだの脱毛だの、追われるように時間と金がどんどん吸われていく。細身の服や高いヒールも苦しくてしょうがない。
ただ、それはすべて強制されてるわけじゃなくて、ただ単におしゃれは楽しい。女で良かったって思ってる。（女性はこうあるべき！っていう社会と男性の刷り込みに洗脳されて、それが意思として動いてるなら悲しいことだけど）
そんな気持ちが、まさかの性転換で描かれてるのが新しく、とても分かりやすい。オチも良い！

年齢がどうとか、周りがどうとか、焦って相手を決めても何も良いことないよね。
女性自身も結婚の固定観念を捨てて、結婚のしがらみから自分の足で抜け出そうよ〜

[びさんの感想 · 2020年4月18日]

どうしても出てくる女の子に共感できず。
友達にはなれないタイプ。

と思いながら読んでなかなかしんどかった。

著者プロフィール

山内マリコ（やまうち・まりこ）：1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。2008年「女による女のためのR－18文学賞」読者賞を受賞し、12年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。主な著書に、『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ小説ユーミン』などがある。『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』『山内マリコの美術館はひとりで行く派展』『The Young Women’s Handbook～女の子、どう生きる？～』など、エッセイも多く執筆。

「2024年 『結婚とわたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」