- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063107876
感想・レビュー・書評
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皇子アレクサンドロスの謎が…。いろいろややこしい。エウメネスが常に余裕あり(な描き方)であまり緊張感がない(笑)。
アテネの将軍カレス対マケドニア軍。どうなるか…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コミック
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2011-11-23
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アレキサンダー大王が解離性同一障害とは、大胆な虚構ですね。これが後にどのようなドラマをもたらすのか、楽しみです。また、母の姦通相手は理不尽な最後を迎えますが、その容貌がポンペイに残された壁画のアレキサンダー大王像に瓜二つです。実の父親ということでしょう。物語のラストに繋がる重要な布石が打たれました。
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この絵、なんか見たことがあるが、どこでだったか。
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マンガ
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アレクサンドロスの二重人格の謎はすぐに開かされている。第2人格ヘファイスティオンはヘビが嫌いだからヘビの痣を白粉で塗ってしまう。ただそれだけのこと。なぜ第2人格が出てきたのか、それは母オリュンピアスが関わっている。
種々の種明かしは済んでしまうので、むしろこの二重性によってアレクサンドロスがいかに名君・名将となっていくのかがストーリーの駆動源となりそう。だがそれもまだ先の話。
エウメネスは今度はフィリッポス王に命じられ、マケドニア将棋を作ったりしている。
そして3年が経つ。
マケドニアの覇権を阻止せんとするアテネに味方するビザンティオンとペリントス、これを落とすべくフィリッポス王は軍を上げる。エウメネスも書記官としてそれに従うのだが、まずはその手前にあるカルディアに向かう。エウメネスの故郷である。カルディアに軍を置くなどの交渉に王の代理として向かったのがエウメネス。出迎えるカルディアの有力者ヘカタイオスは、かつてエウメネスの義父を謀殺し、彼を奴隷として売った男である。3年前、エウメネスがカルディアに寄ったときには同じ地面に立った。そして今回はエウメネスが馬上で、ヘカタイオスは家来のように徒歩である。
読者はザマミロと思うのだが、エウメネスは淡々としており、昔の友人たちは「会うたびにわけがわかんなくなってる」と呆れる。こういう軽妙さも好き。