宇宙兄弟(16) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社 (2011年12月22日発売)
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感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063870657

感想・レビュー・書評

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  • いよいよNEEMO訓練が始まります。
    ふうちゃんは「かぺ」って言わなくなったけれど、
    ケンジとムッちゃんの間では合言葉のように伝わって
    二人で「かぺ」と握手するのがなんだか良いです。

    ケンジがふうちゃんの髪をとかしているのが
    福田さんに言われたからかなぁとふと考えます。

    折角コンビネーション良く訓練を進めていた
    ムッちゃんとケンジなのに、見ていてすごく辛いです。
    アンディは言う必要はなかった、言っていなくても
    二人から良いアイディアが出ていたと思ってくれていそうで
    私も同意見なのでそういう人がチーム内にいてくれたというだけで、少し救われる思いです。

    一人しか月へ行けないと聞いて思うことがあるのはわかりますが、
    いつものように差出したムッちゃんの手を
    ありがとう大丈夫と言って取らないケンジが悲しい。

    先に月の訓練を始めていたのはケンジな訳で、
    順当に行けば選ばれるのはケンジです。
    ならなんでお俺が呼ばれたのか、
    シャロンとの約束を伝えれば、と脳裏に過ぎり、
    馬鹿か俺はと思うムッちゃんが見ていて辛くなります。

    アンディが、自分もなぜ選ばれないのか苦しんだ
    と話してくれるシーンは良いです。
    ムッちゃんの救いにもなりますし、一般的な会社などでもありうるリアルな話です。
    俺はなんでここにいるのかと思い、
    ペンを落としただけでも注意力散漫だと思われているのではと悩み、そして考えるのをやめたというアンディ。

    それを聞いてムッちゃんは、前向きに今あるこの訓練をうまくいかせることだけを考えようと、吹っ切ろうとします。

    俺ら宇宙飛行士は宇宙に行けるかわりに
    誰かの願いに応えないと、という言葉が
    ムッちゃんらしくて良いです。

    家族の思いの分僕は強い、というケンジの言葉が
    ちょっと嫌だなぁと思いました。
    裏を返せば家族がいないムッちゃんは弱いということになってしまう訳で、ちょっと傲っていう感じがしてしまいましたが
    それだけケンジも悩んでいたということなのでしょう。
    チーム内での生活リズムは狂わせないほうがいい
    とムッちゃんに言ってくるのもちょっとイチャモンめいています。

    二台の手押しカートがあったから使ってたけど
    よく考えたら月面でカートなんておかしいといいうムッちゃん。
    JAXAでの閉鎖環境でもそうでしたが、ムッちゃんはいつでもちゃんと月にいるつもりで発想していて恰好良いです。

    ギスギスするケンジに対して、只管海が好きなハミルトンが可愛いです。
    ちゃんと海の怖さも知っている好きだから信用できます。
    そんなハミルトンの立場は技術支援。
    同じ基地に暮らすクルーなのだからというのも
    目からうろこです。

    ここでもわざわざ反対意見を言うケンジ。
    でも自分で、情けないとわかっています。

    アンディと話して目が覚めた
    大事なのは結局いまだ
    ちょっとだけ無理なことに挑戦していこう
    というムッちゃん。
    その言葉から娘の言葉を思い出して、やはり目が覚めるケンジ。
    そしてそこに海亀が来てくれるのも良い演出です。

    忘れた訳じゃない、思い出さないようにしてるだけ、
    でも二人は元の良いコンビネーションの二人に戻って、
    今度はケンジから手を差し出すところがほっとします。

    どういう結果になってもケンジは最高のパートナーだよ
    奇遇だね僕もそう思ってた
    という会話が最高です。

    やっと二人の関係が元に戻って安心かと思いきや
    今度はシャロンの月面望遠鏡が不採用になったとの知らせ。
    本当に、現実は厳しいです。
    約束を叶える自信も確率もどんどん小さくなって消えてしまいそうだというムッちゃん。
    それでもムッちゃんもシャロンも、頑張って前を向いています。

    近いうちに実現可能な基地を目指したムッちゃんの班。
    ナンバ・ムッタは他の誰よりも月面にいたという言葉が印象的なラストです。

  • ●月面に見立てた海中での訓練で、六太とケンジは仲良く課題に取り組んでいたが、月へ行けるのはどちらか一人だと告げられる……。

  • 空の次は海。宇宙に行くには色んなとこ行かなきゃならんのねえ。宇宙飛行士、ほんとにハードだな(;´Д`)

  • ヒビトがどうなったか知りたかったけど、続巻に持ち越しか。

  • コミック

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  • ムッタ達の、月に向けての海底訓練が始まった。メンバー同士の複雑な気持ちの交差がありつつも、結局は目の前の仕事に打ち込むことで、余計なことを考えないというのは一つの正しい方法だと思う。

  • -320

  • 海底での研修となるが、二人のうち1人は落とすという。ここは総合判断ではないんだ。ちょっとセンセーショナルのためのセンセーショナルか。作業効率の関してムッタがいい提案をする。実力はあるんだ。まぁここでリタイアの線はないんだろうから安心してん読んではいられが。

  • ムッタ、月への訓練開始。
    頑張れ!

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著者プロフィール

1978年生まれ、京都出身。第14回MANGA OPENに持ち込んだ「じじじい」で、わたせせいぞう賞を受賞。続く第15回MANGA OPENでは「劇団JETS」で大賞を受賞した。モーニング2006年3・4合併号よりスキージャンプを描いた『ハルジャン』を集中連載し、単行本・全1巻が発売中。さらに、その後モーニングにて70歳の俊足泥棒が主人公の『ジジジイ』をシリーズ連載。現在単行本第1巻が絶賛発売中である。『宇宙兄弟』は、自身初の週刊連載となる。

「2019年 『宇宙兄弟(36)限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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