宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.06
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本棚登録 : 5358
感想 : 265
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063879063

感想・レビュー・書評

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  • 市川春子作品は初めて読んだけど、独特の世界観で楽しめた。綺麗。儚い。少し古めの少女マンガっぽい? 設定としては世界がかなりとんでもないことになった状態なんだけど、そのあたりを感じさせない素朴な雰囲気が良いのかも。

  • 表紙がキラキラしていて美しい。
    思ったより読みやすくて楽しめた。
    シンシャがとても好きだ。

  • 絵の雰囲気とも相まって、儚くて可愛らしくて美しい。
    少年のようなしなやかさと、少女のようなやわらかさが何とも言えない。

    割れてもつなぎ合わせれば再生し、死ぬことはないということがそうさせるのだろうか。
    宝石たちの緊張感のなさが、物語の幻想性を高めている(まるで気ままに遊ぶ神々のよう)。

    そんな中で、シンシャの切実さが痛々しく益々儚い。

  • ときどき、キャラクタの表情や台詞に共感してしまって、わけもわからず胸が苦しくなるシーンがある。
    無機物でも、性別がなくとも、きっと 恋はするのね。

  • ちょっと厄介そうだな…と感じた本作。読み進めてみると様々な宝石の特性を生かしたキャラクターが出てきて続きが気になるのだけど、イマイチ描き分けが出来ていない気がする。FSS(ファイブスター物語)のキャラクターとちょっと類似する部分があり、癖が強いかも。

  • 何度かCMで見かけたので、タイトルは知っていた。

    宝石の性質を持った人が陸地に少数住んでる世界。
    そんな彼らを、度々狩りに来るものが空からやってくる。月人と呼ばれる敵を退けるために戦ったり、生活に必要なものを創り出す者がいたり、みな何らかの役割を先生から与えられている。

    主人公は素となる宝石の性質により脆弱すぎるため、戦いに向いてないのに戦いたがっているが、先生からある役割を与えられる。

    それぞれ宝石固有の性質を受け継いでいて、割れたり砕けても融けてもつなぎ合わせれば生き返る、死なない生き物。

    見た目は女の子だけど、口調は男言葉だったり、人物紹介で「おにいさま」と書かれていたりと確かな性別不明。
    先生と呼ばれる坊さんの姿した人がいるけど、この人も性別はないんだろうか。

    とにかく世界設定が不思議なので、把握するのは大変。把握したあとにもどんどん新しい設定が出てくるから大変。

    それさえ受け入れることができれば、読み進めていくことができる。

  • 不思議な漫画。
    絵も好きだけど、人物描写がすごく好き。
    性別がないからこその、友愛とも恋愛とも言えない微妙な関係性がなんともプラトニックで好き。

    シンシャが理想のツンデレすぎて辛いです。

  • 前から気になってた作家さん、市川春子。
    1回読んだだけじゃ「???」って感じで
    宝石の世界に入り込むのに結構手こずるんだけど
    読み込んじゃえば、まるで睡眠薬でも飲んだ様な
    幻覚でも見ているような、不思議な浮遊感に襲われます。

    美しいだけじゃない。壊れやすく、儚い。
    永遠に輝き続けることを期待、強制されているんだとしたら
    宝石って案外脆い存在なのかもしれないな。

  • 前より読みやすい。相変わらず高野文子が好きな人は絶対にすきだろうな、と思う。
    一回読んだだけでは消化できなくて何度か読み返した。でも何回読んでも美しいな、と思った。

  • 新刊が出ると買う著者。この人の話は耽美さが程良い具合に出ている雰囲気とか笑いとか独特のセンスが好き。
    連載でどうなるかなーと思ったけど、好きな部分は残ってて満足!
    だけど、バトルものという設定と登場人物のビジュアルは…ちょっとあざとくないかな。なんか画風と合ってないし、単純になにが起きてるかわかりづらい。そして「こうやってマスを意識した方が売れますよ!」みたいな編集の下心が見える気がしてやや不快。
    独特なセンスの大衆化という実験作…という見方も出来なくもないけど…。とりあえず今は次巻に期待かな。スベったら元の傾いた方向に戻ってほしいな。

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著者プロフィール

投稿作『虫と歌』でアフタヌーン2006年夏の四季大賞受賞後、『星の恋人』でデビュー。初の作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞 新生賞受賞。2作目の『25時のバカンス 市川春子作品集 2』がマンガ大賞2012の5位に選ばれる。両作品ともに、市川氏本人が単行本の装丁を手がけている。

「2022年 『宝石の国(12)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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