運命の女の子 (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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本棚登録 : 1082
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063879933

感想・レビュー・書評

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  • 夜に一人で読んだら後ろが気になってしまったかも。。
    自分的には呪いの話が好き。現代版眠れる森の美女。ヤマシタ氏の本は初読。

  • さすがのヤマシタトモコ。
    どれも異なる、どれもよくできた話。
    読むたびに、感じ方が変わりそうで、当面本棚に置いときます。

  • こええ…。

  • 大丈夫 生命に意味なんてないよ

  • 運命の女の子、という表題通りな、3つの短編。
    レクター方面のモンスターぶりを突き抜けるようなサスペンス篇怖すぎる。
    2篇目の、きみはスター超良かったです。も。小高さんのあの顔!
    最後の話はファンタジーというジャンルをこそ呪うような、冒険の話で、何という美し面白い。最後の言葉はある意味あの世界初めての呪いの言葉なのだろう。

    やーーーー、おもしろかった!!!!!!!!

  • 一話目はゾッとしたけれど、少女の無自覚の残忍さがより美しさを際立てていた。
    三話目はラストの後味がよく、ファンタジー風味で面白かった。

  • 今回も、ヤマシタ先生に一本背負いでコンクリに叩き付けられ、激痛で動けないトコに顔面へ拳をブチこまれ、無様に失神した
    ホント、ヤマシタ先生と互角に殴り合って、TKOを勝ち取れるのは星の数ほどいる漫画家の中でも阿部共実先生か、ふみふみこ先生くらいじゃなかろうか
    気持ち悪い、を通り越して、おぞましい、そう思ってしまう漫画もまた珍しい
    シンプルな帯に書かれてある通り、私の心は潰された、一思いにグシャリと、じゃなく、わざと時間をかけられてミチッミチッと
    肌を粟立たせながら、吐き気を堪えながら読み続け、閉じて一服した後、しみじみと思ったのは、男の女に対する、好意でも嫉妬でもない、醜悪だが確かに芽生える、自分を傷つける感情を、男の読み手を悶え苦しませるほど鮮やかに描いた『きみはスター』、ファンタジーな設定を基盤にし、青臭いけどピュアな恋愛を匂わせつつ、青春独特のありきたりな葛藤を濃厚に書き、好ましい意味で気の抜けるラストに着地した『不呪姫(のろわれずひめ)と檻の塔』は、ハッキリ言って『無敵』に喰われてしまっている
    どちらも、他の作品集に収録されていれば、確実にトップに挙げていた、そう確信させるだけの高品質
    けど、『無敵』とは格が違い過ぎた
    今まで読んできたヤマシタ先生の作品の中で、最も寒気が走った
    理屈じゃないおぞましさがある。そう感じる理由を無理矢理に付けるなら、リアリティがあるからだろうか? 幼稚な思考で、人に出来ない、やっちゃいけない事を簡単にやったj分を凄い、と勘違いする、どこにでもいる最低な人間を、ヤマシタ先生のなまじ美麗な画で描かれ、動かされると、「うわっ」って飛び退きたくなる
    由里本美鳥に対する悪印象、やや強引な例になってしまうが、皆さん、苦手な生き物、蛇やミミズ、蜘蛛、蛙、そんで、Gと個人で違うと思うけど、それを前にした時、全身を硬直させる強烈な嫌悪感に近しい
    何で、こんな憧れない純粋悪のキャラを生み出せるのだろう? 偏見とか何もない上での発言だが、女性だから?
    読み終わった後、表紙を飾っている彼女の瞳の中で光っているそれが怪物に見えてきてしまう
    毎度、読んでクタクタ、感想を書いてヘトヘトになるけど、きっと、次回作も懲りずに読んじゃうんだと思う。私も含め、ヤマシタ先生の作品のファンは自分が中毒に陥っている自覚がちゃんとある、と思う

  • "「私は私を入れるような倶楽部には入りたくない」つまり「私は私を愛するような人間を愛したくはない」ということ"
    関連書。かなりかなりGOODです!!

  • 試し読み冊子で「無敵」の続きが気になって。
    ヤマシタトモコさんの作品は初めて。
    なんだか感想を言葉にするのが難しい作品集だった。

    「無敵」
    殺人事件の犯人である少女。
    少女の圧倒的な存在感と、どこか不安にさせる視線や話し方に引き込まれる。

    「きみはスター」
    開が公子のことを好きなのは公子の言う通りの理由なのかな。デートのシーンが好き。こういう結果は残酷なのかもしれないけど、美しい。

    「不呪姫と檻の塔」
    生まれた時に祝福としてかけられる呪(スペル)が唯一かからなかった少女。
    栄知くんのキャラクターがいいバランスで好感持てた。

  • 待ってましたトモコ新刊!

    無敵…オーケー!こういう話が書きたかったんだね!スリルショックサスペンスだね!オーケー!
    君はスター…この話は☆5つです。5つでも足りないかもしれない、めちゃくちゃ好き。トモコはあんまり綺麗じゃない人とかの話を書くと上手い、気がする。カレンの話も良かったし。素敵です。
    スペルのやつ…ちょっと泣いた。純粋で真っ直ぐな少年がとても良い!トモコがたまに描くSFっぽいっていうか、非現実の話好きだなぁ。

    全体的に大満足でした!
    やはり絵が好き。綺麗です。

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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