運命の女の子 (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063879933

感想・レビュー・書評

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  • 短編集 冒頭のサスペンスは読んでて怖かった、こんな話も描けるんだなぁと感心してしまった。

  • どれもオチがよくわかんないけど、こういうは雰囲気好き。

    「無敵」
    じわじわくる。この女子高生いいわw
    でも取り調べ官動揺しすぎw

    「きみはスター」
    青春って感じできゅんきゅんするな~
    カイくんかっこいいー

    「不呪姫と檻の塔」
    近未来SFのようなファンタジーのような、
    この設定好きは好き。
    呪人、呪印システムとは何か。
    その必要性はなんなのか。
    つかみどころのない世界観だ。
    なんだかよくわからないまま、愛の力で解決したっていうw

  • 味わいの異なる中篇3篇収録。きみはスターがよかったな じぶんに無関心だから好きっていうの天才の感覚は実際ありそうなものだな、と

  •  「運命の女の子」というタイトルがぴったりな作品集。三編の中でも私は「君はスター」が特に好き。自分を好きにならない人が好きで、好きになられたら失望してしまう感覚は、甲斐谷くん以外の人にもあるのじゃないかなぁと思う。甲斐谷くんは周囲に愛されすぎるがゆえに孤高を強めてしまったからだけど、強い自己否定感からくるものだってあるよなぁ。

  • ・無敵
    自分とは無関係の異常な心理というより、誰のなかにもある残酷さを凝縮したものとして感じられるのがこわかった。

    ・きみはスター
    3人の男女の高校時代の話。憧れって恋とは似て非なるもので、自分勝手なものなんだなぁと思う。

    ・不呪姫と檻の塔
    「呪い」がポジティブにとらえられている世界っていうのがまず面白かったです。すこしふしぎ。
    「世の中の大多数に当たり前な“物語”」からはじかれてる人の話。

  • 3話目が一番面白い。SFのような世界観なのに現代社会の誰もが共感できるアイデンティティの問題提起をしており、読者が置いてけぼりにならずに済む話にしているところがさすがヤマシタトモコだと思いました。一話目があまりにも背景を語らなすぎて個人的に物足りなかったです。

  • 殺人を犯した妖艶な少女と女刑事の密室劇。スターに憧れる醜い少女の鬱屈した恋。"呪い"という名の試練を世界で一人だけもらえなかった女の子の話。以上3編です。

    スターになれないのはわかっています。でも、注目されたい認められたい充実したいとどこかで願っている自分がいる。"自己実現"という呪いをかけられているのです。生きているだけで幸せと思えればどんなに良いだろう。

  • 全体的に怖かった。

    タイトル作品の女の子が、そのおぞましさがとても出ていて、漫画なのにすごくゾッとした。

  • 中編三本の構成です。
    ①無敵
    怖いけど、面白い。綺麗で大人しそうな女子高生が、殺人と放火を行った。その取り調べを行う女性が、女子高生の狂気に飲まれていく話。

    ②きみはスター
    演劇部で成績優秀な男の恋の話。男は自分に興味のない一人の女の子を好きになる。
    女の子は彼が自分のことを好きな理由を理解している。これ以上近づいたら、自分も彼を好きになってしまうが、それは彼が自分への興味を失うことを意味する。

    ③不呪姫と檻の塔
    誰もが生まれた時に呪いを受ける世界。唯一呪いを受け付けなかった女の子と、彼女を好きな男の子の真実の愛が世界を救う話。

    どれも怖いけど、展開が面白く引き込まれる。

    ヤマシタトモコさんの他の作品も読んでみたくなりました。

  • 『きみはスター』と『不呪姫と檻の塔』が好きです。何度も読み返したくなる。『無敵』は読んでてぞわぞわしました笑
    ヤマシタさんのファンタジーものは結構好みかも…

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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