- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065134115
感想・レビュー・書評
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西洋絵画の天使はなぜあんなに可愛くないのだろう、とずっと思っていました。
巨匠の名作として覚えていた作品でも、「へんな」という切り口でみるとクスりと笑えてしまう。
絵画は自由な見方をしていいのだと、楽しく教えてくれる一冊でした。
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<閲覧スタッフより>
「へんな絵」という斬新な切り口で西洋絵画を紹介するというインパクトのある本。どうして「へん」なの?なぜへんな絵になったの?時代背景や文化に触れながら、面白おかしく解説します。美術の楽しみ方が広がる1冊。
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所在記号:723||ヤマ
資料番号:10245630
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BSのぶらぶら美術館のファンなので楽しい本でした。字=情報が少ないが、そこが良い。
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面白かった。あっという間に読めます。エゴン・シーレの座る少女、ジョジョに出てきそう。
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巨匠だけどアンリ・ルソーってやっぱりヘタなんだなとホッとするとともに親近感がわく。彼の独特の絵は正規の絵の教育を受けていないから。それ故にそれまでの美術界の流れを変える力があるのだ。私の好きなフランドル派の絵も「細かすぎてヘン」だと書かれていて、確かにちょっと病的なほどの描き込みだものなあと再確認。けっして茶化すのではなく、気楽に楽しむための五郎さんからのちょっとしたツッコミという感じで楽しく読める。
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へんな絵の粗さがしをしたりばかにしたりするのではなく、へんな絵がなぜどういう理由でへんなのかが解説されていて、面白くもありつつとてもよくわかりました。
五郎さんのいじわるじゃないつっこみや解説が好き。
可愛くない子どもたちとP46.47の絵が特にツボでした。
P112のピエトロ・ダ・コルトーナの『解剖学イラスト』、P126のウィリアム・ブーグローの『地獄のダンテとウェルギリウス』、
P138のギュスターヴ・クールベの『絶望する男』なんかも好きだったのでメモ。
アンリ・ルソーやポール・セザンヌの下手さを味とはまだ思えないけれど、足元宙に浮きがち・草で隠しがちなのがアンリ・ルソーだって覚えられたので、今度美術館で名前を見る前にわかるかどうか楽しみ。 -
絵画も人間が描いたものだなあ、と思える、力の抜けた楽しい本だった。
楽しい知識も、ポンポンと随所に取り上げられていた。
芸術は、気どってみるのも楽しいのかもしれないけれど、この本のように、楽しく気楽に素直に眺めるのも、とてもいいと思う。 -
2019年7月6日 夫からのプレゼント。
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笑える美術書
好きだより初心者にはなんか変だの方が
わかりやすいかも。