合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)

著者 : 柚月裕子

• 講談社 (2020年5月15日発売)

感想・レビュー・書評

[yuuうさぎさんの感想 · 2021年7月28日]

美貌の持ち主の元弁護士と頭脳明晰な助手がちょっと危うい依頼をスカッと解決する
5遍からなる短編集　面白かったです

[fu-sukeさんの感想 · 2021年3月20日]

この作品は続くだろうなぁ。

柚月作品の短編集だが、1話50ページ程度で
わかりやすく完結するので読みやすく
主人公2人が魅力的で
だんだんと解ってくる2人の関係性に
今後の期待値も高まる終わり方だ。

ずっしりと大きな柚月作品に慣れている為
軽く読みやすい印象だ。
短編集は元々好んで読まないけれど
1話完結のドラマを観てるみたいに
一気読みでした。

[chiyoさんの感想 · 2021年2月17日]

★3.5
全5編が収録された連作短編集。これまでに読んだ柚月作品の中で一番軽快、でも、ヤクザや将棋や賭博等、らしい要素も盛り沢山！そして何よりも、元弁護士で相当な美女らしい上水流涼子、彼女の助手で頭脳明晰・冷静沈着な貴山がすこぶる魅力的。各短編のタイトルを「●●的にあり得ない」とし、見事にあり得ない●●的を描き切っているのもお見事。私的には、涼子と貴山の出会いが綴られる「心情的にあり得ない」が印象的で、不随する依頼内容も一泡吹かせられて大満足。まだまだ涼子と貴山の今後を見たいので、シリーズ化を希望したい。

[あきこ☆さんの感想 · 2020年12月6日]

どの章も「爽快！スッキリ！」です。ドラマ化したら観月ありさかなー

[ぷーこさんの感想 · 2020年10月25日]

短編集。
美貌の元弁護士、涼子と東大出身頭脳明晰な助手、貴山が運営する探偵エージェントは殺人と傷害は請け負わない、がモットー。


詐欺、野球賭博、親の仇討ち、逆襲。
鮮やかな手際で解決していく様は痛快。

シリーズ化されないかな。

[Toshikoさんの感想 · 2020年8月16日]

柚月裕子さんに、こんな連作短編集もあったとは。上水流涼子と貴山のキャラクターが超魅力的で、どの話も爽快感があり面白い。2人の関係性がわかる「心情的にあり得ない」が特に良かった。実写化はあり得るのでは？観てみたいです。

[みんみんさんの感想 · 2020年8月16日]

読みやすい。で、あっと思うような展開で、映像化してほしいし、続編希望。助手の貴山がカッコいい。

[マサ爺さんの感想 · 2020年8月15日]

シリーズもんになりそうやねえ。
続編出たらまた読むで。

[2006takahiroさんの感想 · 2020年8月8日]

上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。金遣いが荒くなった妻に疑念を抱く夫、賭け将棋で必勝を期すヤクザ、野球賭博絡みのトラブルetc.。欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決するが。

[hansode03さんの感想 · 2020年8月4日]

柚月裕子作品ハズレなし。
今回は短編ということで、小気味良いストーリー展開と、いつもと比べ少しライトな謎解きとなっていますが、いやいやそれでも濃厚濃厚。
弁護士資格を剥奪されたイワクツキの美人何でも屋上水流涼子とIQ140のアシスタントの貴山のコンビで事件を解決していく様子は痛快で、かつ2人のキャラが立っていて楽しい読書タイムを過ごさせてもらいました。

著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞（長編及び連作短編集部門）を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2　上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」