- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065190654
感想・レビュー・書評
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柚月裕子氏の短編集。弁護士資格を剥奪された美人元弁護士がIQ 140超の助手とともに探偵エージェンシーを運営。五つの短編、勧善懲悪モノ。孤狼の血や佐方禎人シリーズのようなどっしりとした読み応えは無いが、手軽に読めた。
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いったい世の中にはいくつの「あり得ない」が存在しているのでしょうか?
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例えば仕事面では、
お客様から無茶振りな納期で依頼される「納期的にあり得ない」や、入札などで信じられない安値で負ける「金額的にあり得ない」があります。
家でご飯食べようとふと見れば、自分のだけ賞味期限切れの物だったりする「賞味期限的にあり得ない」や、洗濯物を干して出かけると必ず雨が降る「天気的にあり得ない」もあります。
つまり世の中は「あり得ない」で溢れていると言っても過言ではないのです!これをどう考えるべきでしょうか?
私はこれをチャンスと捉えるべきと考えます。
つまり、あり得ないピンチを成長するチャンスと捉えることで、無理難題を克服したり、抵抗力をつけたり、不運に負けない強い精神を作る、そのためのチャンスと。(いえ、決して皮肉や嫌味ではなく…)
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この物語にもたくさんの「あり得ない」が出てきますが、共通しているのはやはり、成長のチャンスであるということ。
詐欺師に騙されないようになるための、妻に逃げられないための、過去の屈辱に負けないための…。
本書はテレビドラマの脚本のような構成で非常に読みやすかったのですが、ドラマ化はされていない?ようでした。
まさかテレビ的にあり得ないと言われたわけではないんでしょうけども、いつかまた続編を読みたいなと思っています。 -
30分くらいで軽い読み物をよみたい、というときにちょうど良い短編5篇。
最後の『心理的にありえない』が佳作か。 -
女性探偵が「あり得ない」事件の謎解きに挑む連作短編集。
5編からなり、各話のタイトルが「~にあり得ない」で統一されている。(こういったこだわりは好き。)
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探偵で元弁護士の上水流涼子が、有能だが無愛想な貴山をパートナーにして、数々の難しい依頼に対し、その肝を解明して鮮やかに解決していく。
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柚月裕子さんには珍しく、ライトテイストのトリックミステリーでした。
第1話のみトリックに無理があるように思いますが、その他は現実的な範囲でうまくまとめられていました。
「マルコ・ポーロ」。大好きな紅茶が出てくるのも嬉しい。各話とも楽しんで読めました。続編が待ち遠しく思います。 -
上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。金遣いが荒くなった妻に疑念を抱く夫、賭け将棋で必勝を期すヤクザ、野球賭博絡みのトラブルetc.。欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決するが。著者の魅力全開、極上痛快エンターテインメント!
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2023-4
ドラマを先に知って(録画しててまだ観られてはいない)、原作小説があるのか!と手に取った今作。
涼子のアッサリとした物言いとか、黒髪ロングの髪型とか、天海さんにピッタリ!脳内で天海さんの声で再生されました(笑)年齢は天海さんのが上だけども、その辺はまあ置いておいて。
1話完結型なのでサクサクと読めます。
物事のカラクリだとか種明かしがされるシーンはワクワクする!
終わり方も割とスカッとする形が多いので、そういうのがすきなかたにはオススメしたい。
ただ、1話が短めなので少し物足りなさは感じるかな。もう少し深いストーリーで、中編くらいで読みたい。
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神出鬼没、時には詐欺師、時には探偵、なんでもありな短編集
なかなか面白かったですが、活躍するのは相棒の方が多いかも -
あり得ないほど痛快で面白く読みました。続編を強く希望します。
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Audible読了
『孤狼の血』シリーズで震撼させられた柚月さんの作品にトライ。結果は、やや肩透かしだったかなという印象。
美人の元弁護士と東大卒の助手という、キラキラのハイスペック事件屋が主人公。コナンくんだと思って読む。
詐欺師を相手に狐と狸の化かし合いを演じるオムニバス形式。意図的になのか、最初の話でいきなり盛り下がる。反社の人たちが出てきた辺りから楽しくなってくるも、終わり方でまたふにゃっとなった。
シリーズがあるようなので、そちらに期待! -
ドラマを見てから読みました。ドラマの設定の方が面白かったかな。