ひかりのあめ

  • 主婦の友社
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本棚登録 : 168
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072407738

作品紹介・あらすじ

マリーナとレックス-ふたりは魂の底から結びついていた。離れることなど考えられないくらい。離れたら、ふたりとも砕けてしまうくらい。けれど、ふたりは愛しあってはいけなかった。そして、突然、レックスは死んだ。

感想・レビュー・書評

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  • これ、レビュー書くのがなんだかもったいなく感じてしまう。そのくらい言葉が綺麗で面白い。きらきらしてる。ここで私があーだこーだ書く程に読了後の色々な感覚が逃げていってしまうだろう。分かりやすいくらい海外ものではあるが、同時に失ってしまいがちな感情や嫌な思いを綺麗に言葉にしている。英語版を読んだわけではないけれど、翻訳は相当大変だったんじゃないかと思ってしまった。発売当初、表紙に惚れて読んでみたが、今読んでも全く色褪せず、きらきらと輝いてくれる。お気に入り。

  • 10代の多感な時期に読んだらどのように響くのだろうか。フランチェスカ・リアブロックは最近知った作家であるが、文体が気に入っているので少しずつ他の作品も読んでみたいと思っている。せつない、はかない。

  • 美しく、切ない。

  • 天使のような女の子と、彼女に捕われてしまった男の子の物語。

    以前に読んだときはそんなことはなかったのに、なぜか最後に泣きそうになってしまった。ブロックの作品は10代のときに読むのが1番だと思ってたけど、そうでなくなった今でもやっぱり響く。

    10代の頃に読んで、そのときからずっと1番好きな小説。

  •  一文一文が短くて、普段比喩表現を
     たっぷり含んだ長文を好んで読んでいる
     せいか、意識がその都度ぷつん、と
     途切れてしまって。
     なかなか集中できなかったなあ。

     兄妹って、確かにある時から変わって
     しまうものだと思う。
     ずっと一緒ではいられない。
     
     姉弟はいいと思うの。
     お姉ちゃんは、母親みたいにいつまでも
     弟の世話を焼いたり構ったりしてもいい
     と思うの。

     でも兄妹は別。
     いつか離れるときが来る。
     それが、うまくできなかったの、
     レックスとマリーナは。
     ただ、それだけ。

  • 何度読んでも私の心を掴んで離さない。単純なラブストーリーでもなければ、やるせないバッドエンドと言い切ることもできない。うっすらと霧がかった切なさが続いたあとに、とらえようのないキラキラが残るお話。

  • 兄妹の話。惹かれ合わずにはいられないけど叶うはずもなく、苦しさが胸に迫る。生まれ変わりの話をするくだりは、ほんとにせつなくなった。

  • 読みやすく、一気に読み終えることができる物語。通して読んだのはこれが二回目になりますが、何度読んでも読み終えた後の切なさは変わりません。結ばれてはいけないふたり、この結末に、胸が締め付けられました。

  • 通して読んだのは、私が大分前のことですが、時々適当なページを開いては読み、途中なのにおもむろに本を閉じてしまえる。詩のような文章と、それによく合った表紙。この作家を誰かに薦めるときはまずこれを手渡します。

  • 引き込まれました。読み終わった後、胸がぎゅうっと苦しくなるぐらい、切なかったです。

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