検証捜査 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450897

感想・レビュー・書評

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  • 神奈川県警が引き起こした誤認捜査を、各地から寄せ集めた特命チームで検証していくというちょっと変わった(非現実な?)ストーリー。
    話が進むに従って、非常に意外な真相が明らかになってかなり読み応えがある。主人公の神谷が過去に引き起こした失敗(僻地に左遷される原因になった)を中々詳しく説明しなくてジリジリさせられるが、これが真相に深く結びついているわけね。
    前に読んだ複合捜査はこの話の続編だけど、話は全然別。特命チームの一員だった桜内(印象は物凄く薄かったが)が、複合のほうでは主人公の部下になってやたら振り回されるのと、神谷が最後のほうでちょっと出てくるくらいだったかな。あと、永井も出てくるんだっけ?忘れた。

  • そんなに好きなタイプの話の進み方ではないかな~
    帯は NO1 ってなっつてたのに・・・

  • 6

  • なかなか面白かった。主人公がやや魅力に欠けるように思うんだけど、ヒロインが良かった。途中の犯人がわかるシーンがなんか唐突で、かつそいつが犯人?何その脈絡の無さ、って思った。

  • 神奈川県警が犯した違法捜査を検証するために、全国から集められた訳ありの刑事たち。堂場瞬一が得意とする一匹狼的な主人公の発言・行動に少しいらっとするが、反発していたメンバーがいつの間にか一致団結して、冤罪事件の真犯人を突き止めてしまう。特捜ものなのだろうけど、集められた動機もイマイチ、メインとなる登場人物の人間性も好きになれず、犯人へのアプローチも少し雑で、あんまり面白いとは思えなかった。

  • 安定して面白い。同じようなのが山ほどあるから、もういいかな。

  • 半分を越えても話がなかなか進まなくてヤキモキしながら読んだ。
    後半で「桜内」が「桜井」になっている箇所があり気持ちが削がれた気分がした。
    面白い話だったとは思うけれど頑張れば3分の1くらいは削れたのではないでしょうか。

  • 他のシリーズで名前だけは出ていた気がする(うろ覚え)登場人物が主人公
    鳴沢とか沖田とか血の気の多い人多かったけどこの人も大概でひどい(褒めている)
    申す子素速く打ち解けていたらスムーズに話が片付いていたのではないかと思うけど組織と言うのはそう簡単なものではない
    意外な人が犯人だったけれど、途中からあやしかったので「やっぱりお前か!」って思った

  • 連続婦女暴行事件の容疑者が逆転無罪判決となった。
    この事件に関わった県警の検証捜査に、各地から集められた者でチームが組まれた。
    この事件には裏がある。
    意外な展開に後半読むのを止められなくなる!

    2016.1.21

  • #読了。元警視庁捜査一課の神谷は左遷人事で大島にとばされる。彼に警察庁主導の神奈川県警の誤認逮捕を検証するチームに合流するよう連絡が。道警、府警などの面々と共に、神奈川県警の事件の調査に加え、左遷される事件となった犯人を狙うが。。。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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