検証捜査 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450897

感想・レビュー・書評

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  • 5月-1。3.5点。
    女性の連続暴行殺人事件、2審で無罪判決が。
    神奈川県警の捜査に対し、警察庁主導で
    各県警から集められた刑事たちが、検証を行う。
    県警の反発にあいながら、真犯人をも捜査していく。
    まあまあかな。よくある題材と言えば、よくある。

  • 2014.3.8
    誤認逮捕からの真犯人探しに登場人物の過去まで色々盛り込み過ぎて、一つ一つの事柄にけりがついていない印象が残った。最後の真犯人逮捕からしりすぼみ気味だったから、ちょっとそこが残念。あと主人公にも共感が持てず、興味もそれ程湧かなかったかな。

  • むむ..堂場ワールド少し解りかけてきた。捜査より心情優先。続きが気になる展開で充分惹きこまれはするけど、で、あれはどういう意味?どうなった?って箇所が無きにしも非ず。

  • ちょっと話が安いような。

  • 複雑な気分。犯人にも、警察組織の隠蔽にも。
    個人的には、凛と神谷の恋の行方が気になる。

  • 組織と折り合いがつかず、神谷警部補は東京都だが伊豆半島大島に飛ばされた。
    そして、突如神奈川への出向命令。
    その任務は神奈川県警の過去の誤認逮捕の殺人事件を再捜査すること!!

    伊豆大島で鈍った刑事の勘、警視庁と県警の壁、決められた期限。
    北海道や大阪からワケありの捜査官が集められた!!

    仲間となった北海道の凛との関係はお約束気味(笑)。
    そして誤認逮捕の真相は!?
    えっ、そりゃないよ~で終了(ガックシ)

  • 神谷警部補は、警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが
    伊豆大島署に左遷中
    彼に本庁刑事部長から神奈川県警に出頭命令が下る。
    その特命は、連続婦女暴行殺人事件の犯人を誤認逮捕した
    県警そのものを捜査することだった。

    本庁、大阪、福岡などから刑事が招集されチームを編成。
    検証を進めるうち、県警の杜撰な捜査ぶりが明らかになっていく。

    警視庁が神奈川県警を調べる・・ただでさえ
    確執があるのに同じ警察官を調べる
    そこへ何かを背負っている神谷と気の強い
    綺麗な女性、即席チームのメンバーははみ出し者っぽい
    どんな展開になるのかと期待して読みました。

    寄せ集められたチームが徐々に
    まとまっていくのはまぁ〜お決まりのごとく良かった
    事件も事態がどんどん急変し警視庁にまで飛び火して
    いったりして面白い部分もありましたが警察小説として
    深みが足りないというか中途半端な印象です。

    主人公の神谷に感情移入できなかったのが
    要因かもしれません。

    堂場さんは即席チームを作るのが好きだ
    以前読んだものも物足りないものだったし

    警察組織には監察官がいるではないか・・と(素人の発想)
    即席チームを作るより監察官がでばってきて
    調べまくった方が中身が濃い物になったのでは・・・と
    思わずにはいられない。

  • 個人的には久々にヒットだった。

    話の進み方と結末の後味の悪さは健在なんだけど(爆)
    主人公の神谷のキャラがただのおっさんじゃなくて
    実は鳴沢張りに熱くて短気なのに無理矢理チャラい雰囲気出してるところとか
    なんかすごくいいなと思った。
    喋り出す前に『あー』って付ける口癖(?)とか。
    それと、凛との関係性がものすごく淡いんだけど艶めかしくて(爆)
    そこもまたよかった。
    凛が道警に戻るとなったときに取った神谷の行動、
    それを受けての最後の2行にきゅんとしてしまった。理由は判らないけど。

    途中から何となくそんな気はしてたけど
    まさかのあの人が犯人だった、という。
    でもってあの結末だと恐らく続かないんじゃないかと思うんだけど
    別の視点からまたあのメンツで掘り起こすのかな。
    神谷と凛の微妙な距離感がこの後どう動くのかは気になるところだけど
    逆にここで留めておいて結果は知らなくてもいいか、などと思わなくもない。
    もしシリーズ化されるんだったら間違いなく読むけどね(ぉぃ)。

  • ここ最近読んだ堂場作品のなかでは、最も淡々と読み終わってしまった…

  • 引っ張った割りにその人が犯人……。ちょっと期待外れ。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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