検証捜査 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450897

感想・レビュー・書評

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  • 途中は結構グイグイ読ませるし、主人公が珍しく割と明るいキャラなのでそこは好感持てる。でも真相は「そんな隠蔽意味ないだろう」という感じ。

  • このところ、堂場さんのシリーズでない警察物はイマイチが多かったんだけど、これは私には久々にヒット。

    主人公には全く共感できないが、検証捜査って云うテーマがなかなか面白かった。ただ、真犯人と隠蔽の背景はちょっと・・・かな?

    伊豆大島、ヒマどころか台風で大変ですが、今は。

  • 2013.9.29読了。

    どうやら、アナザーフェイスシリーズはハマったのだけど、他の著書は相性が悪いようだ。先に進まなかったなぁ。

  • 面白かった!けど、そのひと犯人だとイロイロ辛いよなぁ、とおもってしまた。あとこの内容ならもう少し短くても…とも←

  • 面白いけど犯人があり得ない気も・・・
    ちょっと現実離れし過ぎかなぁ。
    主人公も短気過ぎるし。

  • 伊豆、大島署に勤める元捜査一課の刑事が神奈川県警の無罪判決の検証捜査のために呼び戻される。自分が左遷された過去の事件も絡んできて、意外な犯人にたどり着く。

  • 面白かった。堂場さんの刑事物はやっぱりいいなあ

  • 堂場瞬一の警察小説に新シリーズ誕生か?
    警察の捜査を検証するチームとは、何とも面白い。
    正義の味方であるはずの警察にも不正はある!
    神奈川県警の、捜査の過程で隠蔽された真犯人は?
    そもそも、このチームを結成した警察庁の本当の目的は?
    チーム紅一点の女性刑事の隠された秘密は?
    謎だらけの展開に、そして県警の捜査の杜撰さを追及するチームの活躍に、目が話せない。
    チーム解散後の、主人公神谷と女性刑事凛の今後の関係も気になる。ぜひ、シリーズ化を期待したい。

  • 警視庁時代のある捜査の際にある失敗を犯し、それが原因で伊豆大島に
    「左遷」されていた神谷警部補が主人公。

    ほとんど事件なんて大島ののんびりさに慣れきっていたある日、
    突然の刑事部長からの要請で本土に一時的に戻ることに。
    詳しい事を聞かされぬまま集められた場所で聞かされた任務とは、
    二審で無罪判決が下される公算が高くなった、神奈川県警の事件捜査を
    検証するというものだった。
    しかも、それを行うのは各地からランダムに選ばれた刑事たちという
    なんとも不安定なチームだった。。。

    当初は検証のみを行うためだけのチームだったが、
    予想通り、真犯人も追うことに。
    さらには神谷が失敗を犯した事件も絡んできて・・・


    監査とは別に、刑事が刑事を捜査する。
    そこからだけでも、この物語の難しさが読めるよね。
    実際ページ数も多く読み応えもバッチリでした。

    最後まであまり主人公に良い感情を持てなかったし、
    「チーム」がまとまり始めたきっかけが弱い気もした。
    それに、唯一の女性刑事の変わり様も不可解すぎる。

    けれど、全体としてはとても面白かった。
    真犯人、なんとなく分かるというか、この人くらいしかいないよね。
    どちらかと言うと、なぜこんな形で検証捜査が行われることに
    なったのかという理由の方が分からなくてそこが気になって
    読み進められた感じでした。

  • 警察の捜査を検証する。身内のあら探し?
    警察はちゃんと正義の味方でいて欲しいし、大多数は真っ当な警官だと信じたい。でも中にはとか、組織になるととかいう部分があるんだろうなぁ。複雑な気分が残りました。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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