- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087452587
感想・レビュー・書評
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恋のライバルのことも解決してあげるとか優しいなぁ。
少しずつ向き合っていく朱理たちに私も頑張ろううと思える。向き合って上手くいってもいかなくても向き合ったことに意味があると思う。不安だし怖いけど少なくともできる限りのことをすることで後悔は残らない。何もしないとチクチク残り続けるから。やれるだけのことやって分かり合えなかったらその人とはご縁がなかったってことなんだろうな。
太一って何者なんだろうなぁ笑
派手な刺繍が入ってるってスタジャンというよりスカジャンな気がしたんだけど…どうなんでしょう?
ユリスナルダン プラネタリウムコペルニクス 天文腕時計
ボーラーハット 山高帽、ダービーハット、たまにhydeが被ってるやつだ
アントン・シュナイダー 老舗鳩時計メーカー
ニッカーボッカー 膝下で裾括られた半ズボン。ゴルフとか土木作業員とか。
サーモントラウト もとはニジマス。海面養殖用に作り出された洋食品種。サケとマスは同じサケ科詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回は過去をやり直したいひとたちが出てくるものの、過去はなくならないという苦さの残る短編が入っています。二人の関係も進もうとしますが、このままでもいいじゃないという思いに阻まれてなかなか難しく。ちょっとずつ進展する二人にもどかしさを感じ、はやく続きが読みたいです。
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ゆっくりとのんびりと、歩調を合わせて
付き合い続ける2人。
見た目で損をしている人はいますが
決めつける人もどうかと思います。
そんな1話目、ほぼ八つ当たりな2話目3話目。
女性にもいらっとくるものがありますが
就職していた先の会社もいらっとします。
大した事がないと言われると、じゃあ乗った方が? と
聞きたくなります。
家族の事が話せない彼女。
踏み込まずに待っていた彼。
やはり大事な事は言葉にしないと、気付かれません。
また少しだけ、前に進んだ気がします。 -
う~ん、太一がナゾなんだよねぇ。
それが一番気になる所なのですが、明らかになるんだろうか。
もともとシリーズ化の予定が無かったらしいので、ナソのままなのかもしれません。
さて『待望の第三弾!』と言いたいところですが、内容は私の好みではありませんでした。
それと明里の未熟さにイライラした。
私にとっては、表紙も含めて満足できませんでした。 -
シリーズ3作目。図書館に入るのを心待にしていたのでようやく。今回、明里は色んな意味で成長できたと思う。家族の事、秀司との事。今後の二人の展開がとても楽しみ。そしてやっぱり心温まるエピソードばかりで優しくてほっこりした気持ちにさせてくれる本でした。
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今回はほぼ辛い話(._.)でも嫌な過去は取り消せなくても、思い出は良い形に変える事ができるんだなぁ(*´-`)現実にはなかなか難しいけど…(--;)いろいろな事を乗り越えて秀司と明里の絆がまた深まったきがする(^^)
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今までのシリーズの優しく温かな雰囲気そのままで話が進んでいく。
どうしても、明里と秀司の関係ばかりに目が行ってしまうけれど、今回、商店街に現れ関わる人たちの抱えているものは、いつも以上に重く哀しいものばかり。絡まった糸がするすると解けるわけではないけれど、それでも絡まってしまった時に戻り、気持ちを理解し、一歩を踏み出してしまおうとする姿は、この作家さん独特のやさしさだなと思う。そして、明里と秀司の関係も、恋愛から一歩先へ進もうとしている。家族というものへの考え方の違い。立ち止ってしまったら、一緒に踏み出せるときまで戻ればいい。大切な人とともに過ごし時を一緒に刻む姿、そして将来を共に過ごし時を刻もうとしている姿は観ていてほほえましくうらやましくなる。
そして、太一の謎、いったい何者なんだろう?
ライバルなのか謎な女性の登場は読んでいてちょっとイラっとしてしまった。理由すらもなんで?と思ってしまいました。
表紙カバーイラストが変わってしまったのは残念かも。 -
どうしてこうも、不器用な人ばっかり登場する本なんやろうこれは…!
もどかしくてたまらんけど、そこが、めっちゃ、ええねん。
ああ、生き急いだらアカンな…、と、思ってしまう。
合理性とそのときのことばっかり考えてると、うっかり大事なものを見落としてしまいそう。ほんで、見落としたものを後悔しても過ぎてしまったことはどうしようもなくて、でも、気持ちの上でどうにもならへんから「思い出の時」を、修理してもらいたくて、飯田時計店にやってくるのかなあ…。
…と、そういうノスタルジックなことはもちろん、秀司くんさいこうやね…。こんな彼氏が欲しいですね…(ズバンと言ったよ)。
こんな、優しくて、温かい人なんてほんまにいてるんかしら…(笑)。
気にかかることがあって前に進めないときに、無理強いするんじゃなくて(気持ちの上で)、あくまで相手の立場と気持ちを尊重して話を聞いてくれるなんて、最高ですやん…。
前作を読んだときはやや走り気味で読んだので、今回はじっくりじんわり落ち着いて読んだのだけど、読了後感想を書くまでものすごい日が開いてしまった…。(;^ω^)
親として、子に対してこれでいいのかと思わせられることもあれば、子として、うちの両親はこんなやったなと薄べったい目で見たくなることもあった。
ま、今更両親に対してどうのこうの思うよりも、自分がイヤやと思ったことを、我が子にはせえへんようにするしかないわな。
それでも、我が子は我が子で私に対して不満があったりするんやから、結局、なかなか完璧にっていうのは、難しいもんなんやね。
不満があっても、そればっかりに目を向けるのは損なような気がしてきた。
結局すべてが叶うこともなければ、すべてが叶わないこともないのかもしれない。
それから、瀧井氏の解説が、このシリーズの一番大事なところがギュっとまとめられていて、
「ああー…」
と、膝を打った。
辛い過去や、消したい思い出を、
「あれも今思えばいい経験だった」
なんて無理やり上書きする必要はないのだと。
辛い過去、思い出したくない事実ならそれはそれでいい。
自分自身が消し去りたいくらいの過去を肯定する必要はないけれど、それらを乗り越えて「今、ここに立っている自分」は、肯定しようよ、と、いうものだった。
ああ、それだ。それなんやな、このシリーズの、すべてが解決するわけではないけど確実に前に進めている手ごたえは、それだ。
正直、自分で自分を肯定するのは非常に難しい。
ましてや消したい過去を乗り越えた自分を肯定するなんて、たぶん、「消したい過去」を、記憶の中から「なかったこと」に、するほうがまだ簡単なんちゃうんかと思う。
消すんじゃなくて、つらい過去を抱えたまま前に進もうとしている自分を肯定してあげるんやねえ。
なるほど、ほしたら「前に進む勇気」も、持てるのかもしれへん。
辛い過去、あります。
誰かに対しての自分の行動を後悔しての過去ではなくて、私は、私が私をもっと信用してあげればよかったという後悔のほうが、多い。
それはいくらでも、取り返しがきくもんね。
今までの私は、「後悔ばかりの過去」を肯定しようとばかりしていた。そういうのは、やめよう。
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■ボーラー帽
トップが丸く半球形になっている
のが特徴で、ツバは全周上がっています(下がったものはクロッシェと呼ばれる別の帽子になってしまいます。)。
日本語では山高帽(中山帽)・アメリカではダービーハットとも呼ばれる帽子で、後にガーター騎士団を作ったトーマス・コークの依頼により1849年にイギリスのウィリアム・ボウラーが開発しました。ボーラーハットの名前の由来は開発者の名前とも、その形がボールに似ているからとも言われています。
■セレンディピティ
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。