右岸 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467949

感想・レビュー・書評

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  • 2012/3/1

  • 倉庫行き

  • 読み始めるのに、大変時間がかかった
    読み始めたら、割りとすんなり読了

    人生とは誠実に向かい合えば誠実が戻ってくる

  • 後半間延びしてしまう感じがあって、途中で読むのをやめてしまった。

  • なんとか最後まで読んだけど
    「で?」と言う感想しかないなぁ

    左岸と右岸のリンク具合も「冷静と情熱」ほど決まった感はない

  • 九は本当に大変な人生をあゆんできたんだな。
    もう一度茉莉の人生も読み直したくなった。
    なんてもないような、普通であることが、実は奇跡なんだってこと。
    改めて気づかされました。

  • いよいよ結末を迎える。

    自分は左岸からスタートし、本当の最後だったけど、
    うまいこと諸々の伏線が回収され、
    弱冠の心地よい余韻が残された。

    振り返ってみれば、男女二人の著者の共作により、
    一つ一つの話や、一人一人の人物に厚みがあるよなぁ。

    ちょいと奇跡が起き過ぎな感じが、
    予定調和じゃ?となってしまう人もいるかもしれないけれど、
    自分はこの空気感、嫌いじゃないな~

    生きるってなんなんだろうな~、
    ふとそんなこと思って、ちょいと非日常体験したいあなたに贈りたい、そんな一冊。

  • 超能力を持ってしまった少年の、ほぼ一生を描いた物語。

    「普通の基準なんて人それぞれ違う」と教えてくれた方がいます。
    彼女のおかげで今の私がある、ひさしぶりにそんなことを思い出しました。

  • 上巻よりはよかった。
    一人の人の、人生の最初から最後まで読んだ感じなので、ドッと疲れた…。
    恋愛小説と言うよりは、哲学書だったな。

    言語障害に陥る主人公の会話文は、どうしても裸の大将思い出してしまった…(笑)素朴な印象があって、そちらの文体の方が好きだったけどね。

  • うーん…。上巻の感想でも少し触れたけど、「左岸」が一人の女性の壮絶な生き様だったのに対して、「右岸」はスピリチュアルな話で、リアリティがない。
    「右岸」と「左岸」を別作品と割り切って読めばいいのだろうけれども、やっぱり対となっている作品とあらば、一人の男性のリアリティある生き様を読んでみたかったと思ってしまう。

    そもそも…、九ちゃんが好きになれなかったんだよね…。
    落ち込んだときにだけ自分本位な長文の手紙を茉莉に送るのがなんともなぁと。こんな手紙来たらイヤだなぁ…なんてシラけてしまった…。
    冷静ですんません…。(苦笑)

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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