左岸 上 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467956

感想・レビュー・書評

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  • 江國香織が好きなので左岸から読み始めた。大好きな惣一郎の死から、茉莉の人生は狂い始めたのではないか。茉莉のような自由奔放な恋愛は私にはできないと思った。上巻の後すぐに下巻を読んだ。

  • 下巻にまとめています。

  • 右岸のヒロイン側のお話。ところどころ話がリンクしてパズルがはまっていく感覚がする。悲しい経験は茉莉も同じくしていた。

  • 悩んだ末、辻仁成『右岸』を先に読んだので左岸を読み始めた。
    左岸よりは時間かかったけど、上巻読了。

    右岸を先に読んでよかった!
    左岸は、茉莉の過去が想起されながらちょっとずつ現在が進んでいる感じで、右岸を読んでなかったらちょっと整理しにくかったかも。
    九ちゃんがだいぶ変な男の子に思えてくるし(笑)
    左岸は時系列に進んでいるので、出来事を把握しやすい。

    茉莉の男運のなさには呆れるが、「こういう子いるよなあ」って感じ。
    悪い子じゃないのに、なぜか見る目がなくてだまされたりバカをみたり。
    茉莉がまさにそんなタイプ。
    勉強して大検受けて九大に進んだのはさすが。しっかりしたタイプの子なのに、大好きなお兄ちゃんや旦那さまに死なれるのは運命か。
    大事な人が死んでしまう、という九と同じ運命を背負って生きてるんだな。

    九とパリで再会したときに、左岸では「旦那さんがあんなことになって・・・・母さんから聞いた」と九が言ってたが、おかしい。右岸では、「父親についてたずねたかった」と描かれているし、七が九に茉莉の父親について伝えたことはなかったはず。
    んー。腑に落ちん。こういうもんなのか。

  • 茉莉の刹那的な生き方は、分かるような気がする。家族を失った家族が、ばらばらになっていく様子も凄く良く分かる。
    下巻でどうなるのか、続きが楽しみ。

  • 旅先にて

  • 右岸下で

  • 「うったうーうったうー、おっどるおっどるー」のインパクトが強すぎた。キーワードは、『身体感覚』だな!なんとなくだけれど、この作家さんは、長編より短編のが得意そう。悪くはないけれど。

  • 2回目読んでいます。
    1回目読んだときは読みにくくて世界に入れなかった・・・。

    でも江國さんの大ファンとしては悔しくて再チャレンジしてます。

    やっぱりこれはあまり好きな作品じゃないけど、再読したら茉莉ちゃんが好きになった★

    でもでもなぜかズーンとキューっとなる作品ではないんだよね。

    頑張って下巻も読みます!

  • やっぱり江國さんの作品はいい。話の内容というよりは、独特の、心地よい文章表現が好き。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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