神々の山嶺 上 (集英社文庫)

著者 : 夢枕獏

• 集英社 (2000年8月18日発売)

感想・レビュー・書評

[kamocicoさんの感想 · 2014年5月23日]

普段ビジネス書ばかりで小説は滅多に読まないが、一気に読んでしまう面白さだった。旅に出たくなる本。だいぶ前に読んだ本なのに今でも情景や雰囲気が頭に残っている。
登山などしたこともないけど登山の世界の強烈な魅力が少し理解出来た気がするし、マトモに会社勤めする私からすると常識や基準がかけ離れている。だからこそ面白かった。怖くて真似はしたくないけど格好いい。

[kaoru171さんの感想 · 2014年5月10日]

山岳小説というジャンルのジャイアンツの一座であることは間違いないだろう。「あとがき」も良かった。

[makoyanさんの感想 · 2014年5月8日]

初チャレンジ、初登頂にこだわりある意味では我が儘に己の欲望を貫いてきた羽生。何を求めているのだろう。

[sinさんの感想 · 2014年4月28日]

ストーリーを楽しみながら、人類のエベレスト登頂の歴史を学べる。
自分が登りたいという気持ちにはならないし、今後なることもないと思うが、山に登らずして、なぜ山に魅了される人たちがこれほどいるかが少し理解できる。
深町がカトマンドゥで発見したカメラから物語が展開し、一つを追いかけるうちに新たな興味がわいてどんどん脇道にそれていく。それがいつしか本道になっている。
そういうことって生きているとよくあるような・・・
下巻が気になる。

[utodaさんの感想 · 2014年4月8日]

分厚いのにサクサク読める。わかりやすく面白かった。読んでるうちに自分も登山しているように引き込まれた。下巻も明日から読みます！

[sanbon-keiさんの感想 · 2014年2月17日]

作者の全て書き尽くした、力の及ばない所はなかった。という言葉の通り山小説の最高峰である。

[yuujin815さんの感想 · 2014年2月1日]

これを読んで新田次郎の孤高の人を読みたくなりました

[中尾悠希さんの感想 · 2013年12月18日]

スゴ本と紹介されてたので。冒険小説でミステリーで恋愛で、と様々な要素が無理なく混ざっている。後戻りする必要もないほどストーリーが頭に入りやすいのは筆力が高いから。山岳小説は面白い。極限の心理がリアルに描けてるのではないか。

[kobakamonさんの感想 · 2013年12月17日]

舞台も登場する男も実にスケールが大きい。正に神々に愛された人のみが存在出来る世界に触れられる物語。

「ひりひりする命のやりとり」
「俺がここにいるから登る」
熱い感情が湧き出てくる書き方が堪らない

[yukitan315さんの感想 · 2013年10月21日]

めちゃおもしろい！
早く下巻を読みたいのに貸出中…
がっつり長編だから読むのに時間かかるのはわかるけど、早く返して頂きたい。

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫―　⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」