神々の山嶺 上 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 286
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472226

感想・レビュー・書評

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  • 読了

    後半はおもしろすぎて一気に完読してしまった。
    最後の深町と羽生のシーンで鳥肌が止まらんかった。
    ぞわぞわが止まらない

  • マロリーのカメラをめぐってのカトマンドゥの暗黒社会の顔役との駆け引きという展開から、冒険サスペンス小説かと思わせ、プロローグと違う…と失望しかけたのだが、ページを追うのがもどかしくなって、猛スピードで最後まで読み、
    気を落ち着けてもう一回下巻をゆっくりと読み返した。
    すごいものを読んでしまったような気がする。
    夢枕獏は『陰陽師』シリーズを読んでいるが、そこにちらつく自意識過剰さが『神々・・』では最良の方向に表れたと感じる。
    ただ一つ悔やまれるのは、マロリーの遺体が発見される前に読んでみたかった!

  • 2015 1 16

  • 読んだ。下巻に感想あり。

  • 「マロリーは人類で初めてエヴェレストを登攀したのか」、本書は山岳小説でもありサスペンスでもある。現実から逃げるためカメラの真相究明に嵌り込む深町、山に魅せられ山でしか生きられない羽生、ヒリヒリするような人間ドラマが織り成される。

    圧倒的な孤独感と慢性的な酸素の欠乏感、灼けるような内臓の悶えと凍傷の恐怖に耐えながら、それでも8,000メートル級の山嶺を目指すのはなぜか。第一踏という人類が味わえる有限の登攀に賭ける人々の想いに多少なりとも同化できる気がする。

  • 知り合いの男性に勧められて読んだ。
    率直に面白かった。男の夢や生き方などが読み取れて男性が好きそうな物語だなぁと。
    実際の登山家の名前やエピソードも入っていてフィクションなのかノンフィクションなのかというところも面白かった。エベレスト登山のことやポーターやシェルパについても初めて知ることが多く興味深かった。

    漫画も読んだが結末が違っていた。
    ターコイズの首飾り…小説では深町がエベレスト登頂した際に羽生の屍の首にかけて帰ったが、マンガではドゥマに返している。
    マロリーのフィルム…小説ではマロリーの屍からフィルムを探す気にはなれず下山しているが、マンガでは羽生に導かれるようにマロリーのザックからフィルムを見つける。そして持ち帰って現像し登頂していたことが明らかとなる。

  • 20年降りくらいに読んだ。面白くなってきたところで下巻。

  • カメラマンの深町が友をなくしたアタックののちにカトマンドゥのとあるお店でみつけたカメラ。
    マロリーの伝説のカメラだとわかり、そこから話が展開していく。

    羽生丈二と深町。そして山。
    山登りについてまったく知識がない私でも、純粋に山を愛しそこにまっすぐ向かっていく姿に感動しました。

  • 映画化に際し岡田氏のために読む。深町の役なのだろうが、今のところ岡田氏向きとは見えない。羽生も阿部ちゃんかなぁ?帯の惹句ほどの代物とは思えないが、残りは下巻。

  • 悪くはないんだけど、深町が好きになれなくて結構辛い。羽生さんぐらい突き抜けてると逆に気にならないんだけどな。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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