- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087472684
感想・レビュー・書評
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矛盾し傲慢で淫乱などうしようもない人間「ミチル」
なのに何故魅力的なのか。
主人公をこんなに好きになる本も珍しい。
自分を見失いそうになる時、思い切れない時、
ミチルが私に力をくれる本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミチルの魅力にどハマりする。オンナたらしのオンナ。
このミチルは、名前は違えど、中山作品によく登場する。作者自身も気に入っている人物像なんだろうか。-
2014/03/04
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一気に読んだ。
それくらい文章に引き付けられた。 -
主人公の真っ直ぐさというか、がむしゃらさが伝わってくる。
ちなみに彼女はレズビアン、で良いのかな? -
つらい。。再読したい。
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ヤン・ソウデックJan Saudekの写真が表紙に使われている。
元写真は↓で、、、
http://www.saudek.com/en/ja...ヤン・ソウデックJan Saudekの写真が表紙に使われている。
元写真は↓で、、、
http://www.saudek.com/en/jan/fotografie.html?r=1986-1990&typ=f&l=0&f=2872013/01/04
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とてもドラマチックで素晴らしかったです。(∩.∩)
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私も猫背矯正を考えていたのだ、ちょうど。
そんなきっかけで選んだ一冊。
『自分とセックスしている夢を見て、目が覚めた』
なんとも衝撃的な冒頭です。刺激的、とも言うべきかな。
確かに内容も刺激的で、官能的な部分は多くあるけれど、
私も一読者として主人公ミチルの魅力に魅かれてしまったような気がする。
それが彼女のユニセックス的な部分なのか、
それとも彼女自身の徳の部分なのか、
たぶん彼女の向う見ずな強さなんかに
魅かれたのかな。 -
2007.12.02
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一番初めに読んだ中山可穂さん。
彼女の書く女の人は恋に生きている。すごく繊細でかわいらしい。
私の中山さんブームの発端。 -
【自分とセックスしている夢を見て、目が覚めた―。女から女へと渡り歩く淫蕩なレズビアンにして、芝居に全生命を賭ける演出家・王寺ミチル。彼女が主宰する小劇団は熱狂的なファンに支えられていた。だが、信頼していた仲間の裏切りがミチルからすべてを奪っていく。そして、最後の公演の幕が上がった…】
ミチルは自分勝手で、「こんな人が身近に居たら嫌だな〜」と思っていたのに、
劇団への強い思いが分かっていくにつれて
何でも許してあげたくなる気持ちも出てきて、
愛おしくさえなってしまったのが不思議。
実は不器用なだけなんですよね、きっと。
たぶん最後まで付いてきてくれた他の劇団員も
同じ気持ちだったんじゃないかな〜
劇団が消滅した時、ミチルはどうなるんだろう・・・
突然壊れてしまいそうなミチルがとても心配です。
誰か支えてあげてー!!