メイン・ディッシュ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 168
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474244

感想・レビュー・書評

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  • 極上の料理を振る舞い、周囲で起こる事件を解決する同居人の正体に迫っていく話。

    ほのぼのしていたり、ギャグテイストも随所に見られますが、結構暗い。
    アンバランスで馴染みにくかったです。あと主人公が好きになれなかったのも敗因(?)か。
    このなかではビール醸造の話「マイ オールド ビターズ」が好き。

  • 請求記号:F/キタモ
    資料番号:011217783
    「おいしい本」①
    11の短編にちりばめられた小さな謎が,1つの物語につながっていく連作ミステリー。
    それぞれの短編は料理を絡めたさまざまな趣向で彩られています。
    どこでも手に入る素材を使いながら,手間と工夫を凝らして作り上げられた料理は,食べてみたいものばかり。
    おいしい料理は人の心を掴み,笑顔を伝えてくれるものだと感じられます。

  • やっぱり北森さんは面白い。何しろ設定が私好み。
    芝居小屋の看板女優ネコさんのところの居候、料理人にして推理が得意なミケさん。大学生時代の謎を背負ってミケさんが失踪してしまい、それを劇団の脚本家(多分ネコさんを愛してる)が調査しながら小説にしていく・・・あ〜〜、駄目だ、発想が凄すぎて説明なんかできない。けれど読んでいてちっとも不自然ではないし、支離滅裂なんかじゃないところが不思議。

  • 連作短編。面白い仕掛けだった。話の構成が単調にならず、どんどん進展していく。にしても料理上手な彼氏っていいなぁ。

  • 面白かったけどいまいちのめりこめず。

  • ★あらすじ★劇団女優のネコさんこと紅林ユリエの同居人であるミケさんは、とびきりの料理上手な上に名探偵だった。最良のパートナーを得たかに見えた二人だが、突然ミケさんは失踪してしまう…
    ★感想★店長さん達のブックレビューを読んで購入。期待以上でした!連作短編集と見せかけて長編…というのは読んだことがあるけど、間に挟まれている短編も繋がっていたり、脇役に見えた人物が重要な関わりを持っていたりと構成も見事で、北森作品を読みあさるきっかけにもなりました。癒し系でありながらミステリアスなミケさんが素敵。ネコさんじゃなくても拾って帰りますって。 

  • 私もミケさんみたいな同居人が欲しい!
    ミステリーの部分よりも料理に心奪われた!
    食べてみたい料理がいっぱい!!!

  • この本が好きで何度も何度も読みかえしていたので、この間北森さんが亡くなったと聞いてショックでした。

    読むとおなかがすく、料理がしたくなるお話。
    ミステリーなんだけど、どのお話も料理がからんでいて、しかもそのお料理がすごくおいしそう!

  • 久々に「え、え?えぇ~っ?」な展開でおもしろかった本。
    こちらも美味しそうな料理が出てきます。
    ブランデーで漬けた梅酒がいいなぁ。
    読後感も良。

    やっぱり短編や連作ミステリに強い作家さんだなぁという印象。
    しかも小ネタの抽斗が豊富だから、毎回ちゃんと楽しませてくれます。

  • この本に載っていたチャーハンを作りました。ほんとに美味しかった。
    北森鴻さんのご冥福をお祈りいたします。

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著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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