メイン・ディッシュ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 168
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474244

感想・レビュー・書評

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  • 食べ物の描写はとても美味しそうで良かったです。短編の連作になっているのかと思いきや、という展開で面白いですね。ただ途中の伏線があからさまにここ伏線ですよっていうのが読みにくかったですね。あと、知らない人といきなり一緒に住んじゃう主人公もどうかと思います。

  • つまらない。食べ物の描写も料理している風景も美味しそうじゃない。唯一食べるのを心待ちにしている紅林ユリエさんの素人オンライン小説に出てくるベテラン仕事持ち女性典型キャラの描き方がよかったくらいだ。

  • 再読5回目。
    連作ものはこの著者の得意技、と言っていいと思うのです。それも、それぞれのシリーズで連作になるべきテイストが違う。その上、他のシリーズとのちょっとした重なりが見えたりして、ほんと面白い。

  • ブラボー!拍手喝采!!これを読まずして、北森ファンと言うなかれ!

  • 2012.2

  • 再読ですが、登録していなかったのでこの機会に。

    連作短編集。
    巧妙に仕組まれた構成が素晴らしい。
    本書最大の謎、ミケさんが何者なのかとどんどんとページを捲ってしまう。それが一筋縄ではいかないわけで。その過程もまた楽しい。

    ユリエのさっぱりとした性格が表れた文章も好ましく、小杉とのやりとりも楽しませてくれる。
    小杉が本当に……いいキャラです。

    各話ごとに出てくる料理も美味しそうで食欲をそそられる。付随する雑学もおもしろかった。

    ただやっぱりラストがあっさりだったのが少々不満。

  • 2012年の初読了。ミステリー連作短編集で、初めはバラバラだった話が次第に絡み合ってくる。ユーモアと美味しそうな料理がたくさん登場するところも、北森氏ならでは。

  • 色々なことが、絡まり合って、読んでいる最中はわからないのに
    あとになって、「えっ?」と裏切られるような気持ちになり
    これとあれが繋がってくるの?えっ?なんなの?
    と、かなり難儀しながら、時間をかけて読み終えました
    これだけの出来事を絡ませて、こういう終わりなのかぁと
    読み終わって呆然・・・面白かったのだけど、好みじゃないかも

  • 再読/北森鴻作品で1冊選ぶとしたら、これかも。

  • もっと、もっと北森さんの小説が読みたかったのですが
    ご本人が亡くなっているのでどうすることもできませんね。

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著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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