- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087474244
感想・レビュー・書評
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美味しそうなご飯の描写がある本を探して行き着いた作家さんの一冊
普通に短編と思って読んでいたら、繋がっていて、えっ?!と思って読み直して、最後にもう一回えっ?!と思ってまたまた 読み直してしまった。
一通り読み終わって、もう一度読み直すことはあるけど、3回読み直したのは初めてだった!
すごい!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
料理がおいしそうな本はいっぱいありますが
私にとっては、これが最初の本でした
そして、これが私の一冊目の北森鴻さんの本でした
香菜里屋シリーズ、冬狐堂シリーズ、蓮丈那智シリーズ、
どんどんはまっていきました
新作が読めないのは残念ですが、良い作品を読ませて頂き、ありがとうございました -
短編連作の味わいが深い作品。一篇ずつ読む時の日常系ミステリーのおもしろさと、伏線回収のダイナミックさがとても好きです。
謎が溶けても、何度でも読み返したくなるストーリーやキャラクターの魅力があります。 -
謎の素敵料理人ミケさんと劇団女優ネコさんの日常の謎解き本。
完成されたコース料理のような見事な構成(*'ω'*)
細やかな伏線と回収の手際良さ。
文庫本だけの特別編にニヤリ。
そして作中のお料理が美味しそう!
少しモダンな感じのコミカルさにほっこりでした(*゚Д゚*) -
短編が連なる形式のミステリー。
2回、3回と読んでいけば、より理解が深まって面白くなりそうな感じでした。
ネコさんが居候するってのは、リアリティがないかなぁ。。 -
北森鴻の連作ミステリ短篇集『メイン・ディッシュ』を読みました。
北森鴻の作品は、昨年11月に読んだ『花の下にて春死なむ』以来ですね。
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女優・紅林ユリエが小杉隆一と作った劇団『紅神楽』は、推理劇を得意としている。
座付き作者の小杉は大の推理マニアなのだ。
ある雪の日に、ユリエは三津池修と名乗る男(通称ミケさん)と出会い、一緒に暮らし始めた。
過去の経歴が全くわからないミケさんは、プロ顔負けの料理の腕を持っていた。
ミケさんと小杉は、『紅神楽』が遭遇する事件で名?迷?推理を繰り広げるが、そんな折り、ユリエとミケさんの生活に大きな変化が訪れる―。
謎解きの深い味わいが重奏する垂涎のエンタテインメント。
おいしくてせつない、シャープでトリッキーな連作ミステリー。
(解説・千街晶之)
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集英社の『小説すばる』の1996年(平成8年)6月号から1998年(平成10年)11月号に不定期掲載され、『アペリティフ(プロローグ)』と『メイン・ディッシュ(エピローグ)』を追加して1999年(平成11年)3月に書籍化、2002年(平成14年)3月の文庫化に際してさらに『特別料理』が追加された作品です。
■アペリティフ(プロローグ)
■ストレンジ テイスト
■アリバイ レシピ
■キッチン マジック
■バッド テイスト トレイン
■マイ オールド ビターズ
■バレンタイン チャーハン
■ボトル“ダミー”
■サプライジング エッグ
■メイン・ディッシュ(エピローグ)
■特別料理
■解説 千街晶之
小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエの恋人で同居人の三津池修(ミケさん)は料理の達人にして名探偵… どんなに難しい事件でも、とびきりの料理を作りながら、見事に解決してくれる、、、
でも、そんなミケさん自身にも、誰にも明かせない秘密が…… ユーモラスで、ちょっとビターなミステリ連作集。
文庫化に際して、新たに特別短編を加筆… さらに美味しくなった、スペシャル・メニューを召し上がれ。
一つひとつのエピソードは、それほど魅力的に感じなかったのですが、それらが伏線となり、物語全体に関わる大きな謎解きができる… ミケさんは誰なのか? なぜこのタイミングでユリエの元を去ってしまったのか? という謎が解けていく瞬間が心地良い作品でしたね、、、
物語の中で、リアルな部分と創作部分(作中作の入れ子構造部分)が混在しており、どの部分が本当で、どの部分が妄想なのかが、ややわかり辛い印象でしたが… 読者をミスリードさせるための意図的な演出なんでしょうね、愉しめました。
各エピソードに登場する料理も美味しそう… グルメミステリでもありましたね。 -
なるほど笑そこに落ち着かせるのか笑。
各編もうまく騙されたという感じかな。ラストはさすがにわかりましたが笑。 -
図書館。読もうとすると子ども2人に邪魔されて満足に読めず、断念してしまった。さらっと読むには少し複雑そうなストーリー構成だったので、また別の機会に読めたら。
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主人公(ねこさん)が感じ悪くて好きじゃない。どうしてこの人は、こんなに偉そうで暴力的なんだろう。メインが料理なので、それに対して無粋なことを言うようだけど、みんな食べることが好きだなぁ…。■ひとつひとつの話が小粋に面白くて、全体としても予想外な繋がり方をして、それなりに楽しめたけど、やっぱり登場人物の灰汁が強い。