- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087474466
感想・レビュー・書評
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くどい、つまらない、意味不明。
最後まで何を伝えたいのかわからなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
清水義範氏の作風からすると、異色作に当たるのではないかと思う。
著者が得意とする「笑い」は本作にはまったく散りばめられていない。
描かれているのは、ただただ陰惨な犯罪の記録と、
そこに至るまでの人々の描写。そして「ひょっとしたら……」と思わせる、
ミスリードのない読者の誘導。
「ミスリードのない」と言うものの、確証を得るまで読者は決してその
解釈に確信が持てない(あらゆるミステリが及ぼした弊害ともいえる)。
そこまで計算し尽くされているような気さえする。
とにかく、作品の世界に引き込まれて一気読みした。面白い。
「オチが不充分だった」「期待外れ」といった声も多い。
しかしオチに辿るまで、引き込まれていれば小説は充分。
テレビや漫画、ほとんどのミステリ小説など、世の中には
わかりやすい幕引きがキチンと用意されたエンターテインメントが溢れている。オチが描かれない、不充分、そんな『藪の中』的なリドルストーリーが残された最後のフロンティアが小説なのだから、その世界を味わわないわけにはいかないと、個人的には思う。 -
なんというか、割と珍しい形式のミステリだな、とは感じた。
被験者(というのが正確なんだろうか)が、段々記憶を取り戻していったりするかと思いきや、そうでもない。被験者の正体自体は捻りがない。けど、新しさのようなものは感じる。もう10年以上前の作品なので、時代背景に多少の違和感を感じるのは仕方ないか・・・。
最後の一文をどう判断するか。その判断材料がもう一度読めば転がっているのだろう、とは思ったものの、もう一度読み返す気力がなかった・・・。 -
かなり、気持ち悪かった。
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題名の通り結局最後までよく分からないまま。
最後のドンデン返しを期待したけど、期待しすぎたせいか、残念な終わり方。
ページも薄く、内容も濃いものではないので、1日で読み終わった。
手記、記事、など客観的な文章がほとんどなので、どうしても感情移入しづらい。 -
2013.02.01-02
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ほとんど一気読みしたのだが、内容が気持ち悪く、読んだのを後悔。