- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087484922
感想・レビュー・書評
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ちょっと人がしにすぎかな?と思うけど、涙もろい私は、泣いてしまった。
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たしか中学か高校のときに読もうかなと思ったことがあったけど結局読まなかった。夫が、こにたんが主演する映画の原作だからと100円で買ったけれども結局読まずに引っ越しを機に処分するというので、その前に読んだ。1時間半で読めた。
19歳の浪人生の男の子が27歳の精神科の女医に満員電車でひとめぼれ。そしたらその女性は彼女の姉だった。しかも自分の父親の主治医になった。その男の子のもどかしーい気持ち。かなしーい話。解説に「よくこれだけ凡庸さに徹することができる」「驚くほど凡庸」(褒め言葉)との言葉があったけれども言い得て妙。
作者は女性。女性作家の小説で男性目線で書かれてる小説はよく考えてみればどれも構造としては言えるのだけど、読んでて、これは女性側の空想の体現ではないだろうかと思った。 -
美大、芸術家、これらの該領域外の人間からすると一見世俗離れしているように映る特色の強い専門性がもたらす人間性が、恋愛というあまりにも世俗的な人間性を表象するテーマになぞって表現されている。著者がそこまで体当たりで書いていないのか、自分の先行イメージがあまりにも濃すぎたのか、特に違和感もなくスムーズに入ってくるような内容であった。
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文章は村山さんらしく綺麗で読みやすかった。まるで目に浮かぶような風景描写はこの頃からだったのだなと感じた。
ただ、内容は薄っぺらく、ひたすら甘く感じた。
ラストも切ないというよりは、あまりにも設定が安直じゃないかと思う。
8歳も年下の男の子が相手で自分は女医なんだから、当然対策しておくべきでしょう。
あのまま、無事だったらどうやって生活するつもりだったんだろうと思わざるを得ません。
限りなく☆2つに近いけど、文章の綺麗さで3つにしました。 -
ただ切ないだけでいまいち
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えって終わり方でした。
3部作らしいのですが、この後どんなふうに展開していくのでしょう??
歩太にも春姫にも感情移入できなくて、ふーんて感じで終わってしまいました。 -
【選んだ理由】
話題の著者だったから
【読んだ感想】
少しあり得ない設定だったので、あまり良くなかった。 -
後悔しないように。それに尽きる。
残されたものは悔いることしか出来ない。 -
著者の写真を見て東ちづるさんに似てるなぁと思った。
村山さんの作品は何冊か読んだ事があるんですが、男性側から書かれてるものが多いように思います。(全部読んでる訳ではないんですけど…)
恋する男性がその女性を優しく包み込むような雰囲気に満ち溢れてる。
そして2人共が純粋でシャイで読んでるコッチが恥ずかしいようなくすぐったいような、そんな気持ちになる。
でも温かくって素敵で羨ましい。
悲しいお話だったけれど・・・。
私もウソだと言って欲しかったし夢ならいいのにと思った。
立ち直れる?
その後が想像できない。
ショックが大きすぎて。 -
あっはい。切ないっすね。小説っぽい~爽やか~
全く心に響きませんでした。