岳物語 (集英社文庫)

著者 : 椎名誠

• 集英社 (1989年9月20日発売)

感想・レビュー・書評

[ルイコスタさんの感想 · 2020年12月13日]

父と子の成長や旅物語。
入試の問題で出て以来、気になっていた作品。
ついに手に取り読んだが、なかなか読み応えのある素敵な子育て本でした。

[koshirockさんの感想 · 2020年11月11日]

親父と息子の関係が心地よい。自分の息子がもう少し大きくなったらどんな関係でつきあえるのか　楽しみにもなったし、良い意味での不安や刺激もありよかった

[ぽんがちょうガチュチュさんの感想 · 2020年8月7日]

父親になったらこんな事考えながら子どもに関わっていくのかなぁと思いながら読んだ本。もし結婚して、子どもが生まれたら、いろんな経験ができるようサポートしてあげたいな。いろんな考えがあることを知ってほしい。

[نيشياماさんの感想 · 2020年3月5日]

久々に読んだ
中学受験の国語で読んだのが始めてやと思う。
初版が生まれる四年前でわろた

勉強なんて二の次でやりたいことをやる子供時代ってのは俺と全然違くて。そんな話もおもしろいなーて

[sarunobananaさんの感想 · 2019年4月21日]

椎名誠さんと愛息・岳くんの物語です。
20数年ぶりに再読。当時は、海外や国内の旅に忙しいシーナさんが、ときどき息子と釣りに行って旨いもんを食べる話くらいにしか読み込めていませんでした。今回は、岳くんの成長を悲喜しながら見守るシーナさんの深い愛情を感じました。特にシベリアからの電話で、息子から『海に落ちた』と伝えられたとき。電話に出ているのだから元気で無事なのは分かっているはずなのに、今まさに息子が海に落ちたような錯覚に陥り、その時の状況を知ろうとする姿。シーナさんに愛されている岳くんが羨ましく思えました。

[みつばちさんの感想 · 2019年3月11日]

何度読み返しても子どもの成長をあたたかい視点でかいてありほっこりする。こんな親でありたいと思っていたが難しいなぁ

[こだともさんの感想 · 2019年2月16日]

椎名誠さんなので、タイトルから考えて登山関係の本かなと思って読み始めたが、全く違った。「岳(がく)」というのは彼の息子さんのことで、息子と自分の成長を描く私小説的な内容でした。続編もあるようなので読んでみたい。

[takahirokazamaさんの感想 · 2018年10月9日]

椎名誠とその息子岳君との成長記。ちょうど息子が岳君と同年代。今しかできない時間の使い方があるんだろうね。優先順位を間違えないようにしないと。

[ajishioさんの感想 · 2018年7月18日]

「子育て中のパパには超オススメ」と読書家の友人に勧められた作品。幼少期から小学校高学年に向けて日々成長していく椎名氏の息子「岳」くんとの親子エピソードをまとめた私小説だが、最初から最後まで楽しく爽やかに読み進めることが出来た。自分にも幼い二人の息子がいる。子育て真っ只中ということもあり、椎名氏が作中で抱く様々な感情にとても共感できたし、父と息子という男同士の親子関係ならではの機微な表現にいちいち感情移入してしまった。自分の育児の価値観にポジティブな影響を与えてくれた一冊。

[cameleonさんの感想 · 2018年7月15日]

男の子供ができたら岳少年のような逞しい子になってもらいたいものだ。

子育てに戸惑う椎名さんの様子が他の本にはない姿で新鮮で面白かった。

椎名さんも親やってんだなぁ。

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本ＳＦ大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」