地獄変 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.70
  • (91)
  • (120)
  • (185)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 1327
感想 : 129
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520118

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 烈々とした火炎の色。舞い狂う火の粉と黒煙の中で、黒髪を乱して悶え苦しむ美女。「地獄変」の絵を描くために傲慢な絵師が求めたものと失ったものは・・・? 絢爛たる格調高い文体で、芸術家のエゴイズムを凄絶に描いた表題作ほか、著者前期の代表作を収録。

  • 短編集。

  • 天才ってこうだよね、っていう。

  • 天才と変人は紙一重。宇治拾遺辺りが原典だったよーな気がしますが、芥川はそれにかなり生々しさを添えています。
    どっちかというと、炎に焼き殺される娘を前にして筆を取った男より、自分を拒んだ小娘を焼き殺した貴族の男のほうが怖いですが。可愛さ余ってというよりも、ひとをひとと思ってなかったんかしらね...。

  • 大学のとき「羅生門」(多分)を講義で取り上げられた為収録されてたのでこれを買った。授業で仕方なく、の本は結構ありますが大概全部読んでません。しかしさすが有名作品見ると面白いんですが。「藪の中」とか映画にもなってますよね。なんか解釈の分かれる作品が多いような気もする。
    ちなみにこれもうちにあるのは最近の美しい表紙ではない…

  • 芥川様の初期の代表作を集めた短編集。個人的に、『羅生門』と『藪の中』がお好き☆

  • 同じく「羅生門」「鼻」を収録した長編「地獄変」。
    芥川の世界の深さが感じられます。

  • 数々の傑作を生み出した芥川龍之介先生。地獄変はとてもミステリアスで絶望感溢れる話でした。逆から読むとまた面白い。

  • 「ちょっと娘焼かれてますけど!」っていうつっこみも忘れるくらい、世界にのみ込まれます。すごい。

  • 天才の狂気と業を描いた表題作他、「羅生門」「藪の中」など傑作揃い。奇才が描いた極上の短編集。超面白い!

全129件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芥川龍之介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
吉本ばなな
綿矢 りさ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×