サムシングブルー

著者 : 飛鳥井千砂

• 集英社 (2009年6月26日発売)

感想・レビュー・書評

[mio418さんの感想 · 2010年7月4日]

テンポがよくて読みやすかったし面白かった。
ドラマ見てるみたいな。高校時代の記述になんかきゅん。
でも、この状況、もし自分だったら…って思っちゃうとかなりきつい。
軽やかな文体で書いてあるけど、なかなか重いー！

[まろんさんの感想 · 2010年6月18日]

勝手にまとめてしまうと、
女性の心と結婚と恋愛と失恋と青春の話。

上手に混ざってます。

失恋と失恋後の心の部分は、同じ女性としてみてかなりきつい

内容なんだけれど、読後感は悪くないです。

きちんと乗り越え方も伝授されてるからなのかなぁ。


私にはこんな青春時代はなかったなぁって、ちょっぴり

羨ましくなったりもしました。


しんみりだけど、ほっこりな作品だと思います。

[kaokumiさんの感想 · 2010年5月8日]

２年付き合ったイラストレーターの彼と別れた次の日、高校の時の恋人と親友の結婚式の招待状が届いた。当時、体育祭実行委員会だったメンバーで、贈り物をしようと集まる。

[発芽米子さんの感想 · 2010年4月4日]

なんだかんだ泣いた。
読み返すか、人にオススメするか、と言ったら多分しないんだけど、きっといつまでも私の頭に残るんだろうな、と思える本でした。印象深い本。

[puffinさんの感想 · 2010年3月29日]

なんだか中途半端な印象。よかった、といえる点がないのはわたしがまだ27歳を経験していないからだろうか。

[ゆうさんの感想 · 2010年2月21日]

アイタって状況・・・わかります。



でも自分は自分～なんくるないさぁ。って思わんと！

[かやさんの感想 · 2010年1月17日]

恋人と別れて沈んでるところへ、高校時代の元カレからの結婚式の招待状が届くという追い打ちをかける出来事が。
しかも、新婦は主人公が高校時代に仲の良かった友達ときたからビックリ。

花嫁に「青いモノ」を持たせると幸せになれる、というジンクスがあるらしいんだけど、それを『サムシングブルー』っていうんだって。
ある人のある出来事をそのまま書いた、って印象ですね。
誰にでも起こるだろう普通のお話。
だって、元カレに新しく彼女ができた、って話が自分の耳に入ることだってあるわけだし。
だから、その元カレが結婚したって特別なことではないんだけど、割り切れない気持ちが・・・。
っていうのを書きたかったんだろうな。

「全員から祝福される結婚なんてない」ってあるんだけど、これ聞いたことあるわ。
自分が歳とるにつれて、素直に喜べなくなったりするんだろうなぁ。
私は、籍だけいれて式はあげないって友達が多いので、まだよばれたことがないんだよね。結婚式。

[salaさんの感想 · 2009年11月25日]

【ありえない。恋人と別れた次の日に、昔の恋人と昔の親友の結婚式の招待状が届くなんて―。今の私に、この結婚は祝えない。小説すばる新人賞作家が丹念に描き出す、幸福を探し求める私たちの物語。】

タイトルや表紙の爽やかな感じから、結婚を控えた主人公の揺れ動く気持ちを描いた物語かと推測していたら、まったく違いました。
自分が落ち込んでる時って他人に優しくするってなかなか難しい。
昔の恋人の結婚に動揺する感じ、決してまだ好きとかそんな気持ちはないんだけどなんかすっきりしないというか、虚しさを感じるというか･･･ちょっと分かる。

10年間1度も会っていない元親友と元恋人の結婚式。
自分だったらどうするだろう。

[ルー子さんの感想 · 2009年11月4日]

＜内容＞ありえない。恋人と別れた次の日に、昔の恋人と昔の親友の結婚式の招待状が届くなんて―。今の私に、この結婚は祝えない。小説すばる新人賞作家が丹念に描き出す、幸福を探し求める私たちの物語。

[queseraさんの感想 · 2009年10月8日]

いろんな意味で普通なお話。

主人公も主人公の生活もいたって普通。あーこういう人周りにいるなぁと思ったり、身近にいる誰に似ているなぁーなんて思ったりしながら読めたらおもしろいのかも。

何気ない読書にはいいのかも。

著者プロフィール

１９７９年生まれ、愛知県出身。２００５年 『はるがいったら』 で第１８回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。１１年に上梓した 『タイニー・タイニー・ハッピー』 がベストセラーとなり注目を集めた。他の著書に 『君は素知らぬ顔で』（祥伝社文庫） 『女の子は、明日も。』 『砂に泳ぐ彼女』 など多数。

「2021年 『そのバケツでは水がくめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」