- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713008
感想・レビュー・書評
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昔付き合っていた人の結婚というのは、思っていたよりも動揺するものです。
かくいう私も、学生時代に6年付き合っていた人が結婚すると聞いた時は相当な衝撃でした。
当時、まだどこかで好きだった気持ちが残っていたのかもしれません。
今となっては、もう昔の話で、3人目の子供がお腹の中にいる彼女の幸せを心から願っています。
僕にも、心から大切にしたい人が出来ましたし(結婚はしておりません!)
この物語の主人公の気持ちがなんとなくわかる自分にとっては、とても苦しくもあり、懐かしくもあり、不思議な感覚で読んでいました。
いろんなことを思いながら、友達とのやりとりの中でちょっとずつ前に進んでいく主人公に、最終的に涙がこぼれそうになりました。
ちょっと辛いお話だけど、最終的に暖かい気持ちになれる、いいお話でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
彼氏と別れた翌日に、元彼と元親友との結婚式の招待状が届く…失恋した時のどうしようもないもがきや、あの苦さがうまく描かれていて一気に読めた。学生時代の学校行事や恋模様もなんだか懐かしかったなぁ。
失恋して立ち直る姿を描く作品はなんだか元気になれる。読み終えて爽やかな気分になった1冊。 -
恋人と別れた翌日に
高校時代の元彼と当時の親友からの結婚通知が届く。
高校時代の思い出と二十代後半の今の想いとでもがき苦しむ。
周りが何気にいい男ばっか。
サラッと読めるけどあまり残らず。
【図書館・初読・10/24読了】 -
また十年後、読みたい。
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彼氏と別れた日、元カレと親友の結婚式の招待状が届く。
高校時代の仲間。
いろんな生き方。
淡々とした物語のなかに、中身がたくさん詰まってる。 -
爽やかに読めました♡
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感受性の強かった時期に読んで
号泣しました(笑)
失恋物を好んで読む私には向いていました。
ただ3回目には泣けませんでした。
冷静に読むと、ちょっと出来すぎかなー、と思うところもあります。
一度読んだら満足です。 -
読みやすいのだけど、ちょっと都合良すぎる
展開のような気も・・・
さらっと読めてしまって、
残るものが少なかったです -
■「婚活」時代の恋愛・結婚事情に共感必至!手痛い失恋と同時に舞い込んだ結婚式の招待状。差出人は高校時代の親友と、元彼だった…。自分はいつから間違ってしまったの? 28歳、それぞれが直面する人生の戸惑いをリアルに描く恋愛小説。
■■大雑把に括ると失恋物語。文章も丁寧で描写も綺麗で物凄く読みやすいんですが、共感は出来ず。というか失恋が辛いのはわかる。しかし、十年近く前の失恋を、今の恋人と別れた日に元彼から結婚式の招待状が届いた(花嫁は主人公の元親友)からといって、まるで思い出したように傷ついて、それをずうううっと引きづるものだろうか。それは本当に失恋? っていうか負け組にまわって悔しいだけなんじゃない?と、意地悪なことを思ってしまったり。結局あんたは今の彼と元彼とどっちが好きなの?と尋ねたくなる。失恋一つに二重の男の影が重なって、正直煩い。
でもまあ、ラストはそれなりに優しい終わりにはなっていました。でも、この人間関係もある意味凄く奇麗事じみてて、ちょっと気持ち悪いなぁ・・・。わたしに情緒が足りないだけなのかもしれないが。 -
ただ潔い青が好きだったから選んだ本。
まさかこんな出だしだとはおもわなかったので、今の自分の状況と似ていてびびった。
物語は高校のときと、20代後半の今が舞台です。
渡部昇が素敵です。
中谷くんと阿部芳信もいい味だしてます。
結婚式をきっかけに再び再会するメンバー。
人と人が関わるということは、何かしらの思いや事情が存在する。
関わる人が増えれば増えるほど、あの人とこの人との間に、この人とこの人との間にと、それは留まることなく増え続ける。
多分、泣き尽くしたんだと思います。悲しみって、ちゃんと底があるんですよ。
そうなんだけど。だけどもし、そのせいで、梨香が付き合っていたこと自体なかったことにしたいとか、思い出すのも嫌だとか、そういう風に思っていたら、哀しい。自分のせいかもしれないけど、それはやっぱり哀しい。だって、俺はー。
「本当に、梨香のことが好きだったから」
由比謙治の手紙。便箋の中の、なにも書かれていない真っ白な部分。
最後はなんだか素敵なおちです。
2ヶ月経って、会いにいこう。
ハッピーエンドじゃないところがいい。
それは多分余計な部分で、共感できる部分なんだ。