- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087716559
感想・レビュー・書評
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書籍紹介。ブックガイドに当たる内容ですが
面白いのは、あるテーマ設定で異なる
コンセプトの2つの書籍をピックアップして
紹介しているというところです。
ただ、設定されているコンセプトが、またこの著者の本は
大体そんな感じがするのですが、少し野心的というか
頑張りすぎていて(もっとガンバレというメッセージ)
もっと肩の力を抜いて、読書を楽しめばいいのに
と思います。
この本で紹介されている本で、読みたいなあと思う本は
この2つくらいかなと思います。
ロールズの『正義論』
ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』
それ以外はあまり印象に残らずです。 -
瀧本氏の著作は初めて読みましたが、読書量とともに分析力に驚かされます。
各々のテーマについて割かれるページ数は少ないので、少し物足りない感じもありますが、背後にある知識量が膨大であることが良く分かりますし、物足りない部分は読者自身が挙げられている本を読み、本と格闘することで埋めていくべきですね。
自分でも問題意識をもって読書はしているつもりですが、読後にそれを整理し、分析し、また対照的な主張をしている本を読むことで、自分の理解を確かにする、という点が参考になりました。 -
瀧本哲史氏の著書で読んだのは、これが3冊目。タイトルが気になって買った本。読んでよかった。比較対象であげられている本の片方しか読んだことがないパターンが多かった。今まで、あるテーマの知識を増やすために複数の本を読むことはあったが、本同士を戦わせて読むという考えはなかった。
自分も将来こんな本が書きたいと思った。 -
たしかに体力はいります
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読書とは、単に受動的に読む行為ではなく、「本当にそうなのか」と著者の考えを反証し、自分の考えを作っていくという知的プロセスである。
同じテーマについて異なるアプローチから書かれている2冊の本を軸に「格闘」していくという視点は、他の書評(本)にはあまり見られないものであり、参考になる。
各章末にもブックガイドがあり、読書の幅を広げてくれる。
本を読んで、「ただ読んだだけ」で終わらせないこともまた重要。 -
別にどんな読み方をしたって構わないけど、読書って楽しい。もし意見と意見がぶつかりあうのなら、そしてそれを観戦し、自分の思考を推し進めることができるなら、もっと楽しい。
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<目次>
はじめに
第1章 心をつかむ
第2章 組織論
第3章 グローバリゼーション
第4章 時間管理術
第5章 どこに住むか
第6章 才能
第7章 大勢の考えを変える(マーケティング)
第8章 未来
第9章 正義
第10章 教養小説~大人になるということ
第11章 国語教育の文学
第12章 児童文学
<内容>
毎回2冊の本を対比させながらその本の魅力を語る。各章の最後にその分野のブックガイドが付く。なかなか面白い企画でした。多くの本を読んでいないと書けない本でしょう。『1984年』はかつて読みましたが、何が何だかわからなかったのですが、著者の読み方を読むと、再読したくなりました。 -
連載中から追いかけてたけど、1番このシリーズが未知なことの割合が高く興味深かったように思う。いつもの冒頭のこのままではもうダメです煽りもなく、手っ取り早く本題に入ってたし。これどうなの、格闘する価値もないやつでは、と思うものもなくもないけど、とりあえずいくつか読んで見るつもりでおる。