- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087727838
感想・レビュー・書評
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エッセイ集
「奇跡の水虫治療」
「極楽通い」
「健康食品三昧」
「明け方のつぶやき」
「メルヘン翁」
「恐怖との直面」
「サルになった日」
「無意味な合宿」
「乙女のバカ心」
「宴会用の女」
「意図のない話」
「スズムシ算」
「底なし銭湯」
「金持ちの友人」
「週刊誌のオナラ」
「結婚することになった」
「その後の話」
日常がユーモアたっぷりに綴られている。
合間に作者のしっかりした物事の考え方、信念が表れていたり
「スズムシ算」では鋭い観察眼でスズムシの生態を見ているから
面白いだけでなくて、ためになる。
こういう物事の捉え方もあるんだなと、勉強になる。
「極楽通い」「底なし銭湯」を読んで
無性に健康ランドに行きたくなった。
(2015.1.25 読了)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者のエッセイは初読だが、思わずニヤリとしてしまう話も多々あった。
特に、お腹が痛くて•••のくだりで痛みのリズムが三百六十五歩のマーチが頭の中で流れていたのは、発想が面白いと思わせてしまった。
結婚することになったでは、父が親族紹介で『新婦の•••』と言っていた場面では、緊張のあまりそうなってしまったと思うが、今となれば笑える?だろうと。
言葉をこねってこねって面白い発想が出てくると感じた。
著者のエッセイは他にも出ているので、そちらも読んでみたいと思う。 -
又吉さんのオススメ本
確かに声を出して笑ってしまった -
思わず「プーッ!くくく・・・あはは」と笑ってしまう話満載でした。 なんでもない話をこねくり回して面白くするのがうまい。
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中学時代、机の下で隠し読みしてたらあまりの可笑しさに耐え切れず没収された思い出が…。返してもらう時に先生も職員室で笑い転げてたらしい(笑)
ほぼクラスの子が廻し読みしたせいでカバーは薄汚れ年季の入った風体だったけど懐かしさから再読。今読んでも笑い死に必至ww特にメルヘン翁は鉄板!
身内知人に容赦ない抱腹絶倒の洗礼。年寄染みた語り口調が笑いを誘う、さくらももこエッセイデビュー作。 -
めちゃくちゃ笑った
声が出ないほどに笑った
明け方のつぶやきが最高だった
メルヘン翁とサルになった日の水前寺清子のくだりも最高だった
初期のエッセイはやっぱり面白いなあ -
脱力系です.
ですがエッセイの魅力に初めて気が付かせていただきました.
この本を読んでから,他のエッセイは,旅ものや日記ものまで
あさって読みまくりました.
元気がない時に,この本に「クスっ」とさせてもらう(ときには爆笑)と,
とても気持ちが軽くなるし,前向きな気持ちにさせてもらえます.
ちびまるこちゃんをとても身近に感じるようになっちゃうと思います. -
さくら ももこさんの体験エピソードが書かれているのですが、1人で、大笑いしてました。(母にどうしたの!といわれました。)
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爆笑とはいかないまでも、にやりとさせられるところが多いエッセイでした。
筆者の様々な体験談が1話15ページほどでまとめられており、
文章も内容も読みやすくてどんどん読み進めてしまいますね。
エピソード自体がすでに面白いものもあれば、
筆者独特のユーモアある切り口で面白さが引き出される話も。
また、飄々と冷静な物の見方をする人で、
時には歯に衣着せぬ発言があって驚きました。
『メルヘン翁』はこの話だけ読むと批判がありそうかなと感じましたが、
『その後の話』を読んでみると考えさせられる話ですね。
全体を通して、筆者の身近なことを面白く書いたエッセイであり、
さらっと読んで心の換気をするための一冊でしょうか。
読書をしながら脱力して笑いたい時、
この本を片手に肩の力を抜いてみてはいかがでしょうか。 -
さくらももこの初めてのエッセイ本。
さくらももこ作品を読むのはこれで3冊目。
これは家で読むのが安全だと感じる。
外で読んだら完全な怪しい人と科す笑える本だ。
エッセイ3冊とも、くすくすと笑える要素がある作品ばかり。
この本でのお気に入りは『乙女のバカ心』
乙女心に鋭く切り込んだ語り口に笑ってしまう。
また懐かしくも恥ずかしくもなる章だった。