ジャージの二人

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 493
感想 : 126
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087746778

感想・レビュー・書評

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  • ダメ男の巣窟かい!? 表紙の大島弓子がいかにもだらだるでよいです。話もほんとにダラダラー。
    モラトリアム感のただよう話って、自分を甘やかしてダメダメにしそうだけど、たまにはそれもよいよなあ、と本当に自分を甘やかし始めました。疲れていたので。

  • 夏になると親子で避暑地へ行く。そこで自分自身を見つめ直す。佐内さんに負けて読んだ1冊。さほど心は動かされず。

  • びっくりした。表紙が「大島弓子」だ!新聞連載中の「ねたあとに」がいまいちわかりにくいのでもしかしたら山荘の話だから「ジャージ」を読んだ方がいいかなと思ったのでした。あたりです。文庫の方の皆さんの感想を読むと他にも「長嶋ワールド」に浸るための本があるようですね。この不安を抱えた高等遊民ぶりは漱石に似ていると思いました。私のような無産階級の者はあんまり読むと毒だな。つい一日ぼーっと過ごしてしまったぞ!

  • 2007.11. いいね、長嶋さん。前読んだ本の表紙は高野文子さんだったら、今回は大島弓子さん。しかも、作中に大島さんの漫画の話が出てくる(私も読んだんだけどタイトルを思い出せない)。避暑(逃避)に山奥の小屋に来た父と息子。なんともダラダラして、ぽつぽつと交わされる会話がよいよ。父の「死んじゃえ」とか、ほんと子どもみたいで笑える。二人の会話が、もう耳元から聞こえてきそうで、途中からずっとくすくす笑っていた。

  • 「ナゴム小学校」しか印象に残ってない。

  • 2007年「ナツイチ」の中の一冊になっていて、タイトルに惹かれて読んでみた。良かった。何気ない言葉と、日々。だけど、暖かく、人間味のある登場人物。不器用さも愛おしい。読んでいた、なんだろうこれ。と思っていたのに、ラストがぴったりハマっていた。長すぎず、短すぎず、絶妙な仕上がり。

  • そうだよ。

    人生は選択の連続なんだ!


    いい言葉もらいました。

    昨日はどんな選択して、明日はどんな選択が待ってる?

  • ゆるい雰囲気の親子関係が良い。

  • これはこのままそっとしておきたいというか、そっとしておくしかないというか、だけど繊細でアバウトなかんじのことが、それは考えはじめるとおおきくなっていくようなことだから そのままそのままをそのままにすることだけでも奇跡みたいな勢いでそういうことが表現できるのってやっぱり文章だなーというところでの感動もあるし、この本のことがものすごく好きなところでもある。そして本をとじていいなあと森林浴をした体になる以上のことなんて求めてないけど、そういうみんなが本当はできないことってあるんじゃないかなと思った。ひとつはひとつでひとつじゃないくてもう数えられるものですらないって本当はわかってる ひととひととの間のどうにもならないこと/どうにでもなることで曖昧なものも絶対なものもものすごく目に見えないけど、でも会話の中や、ふとした手の動きや、間の空気感でわかってしまうこともある そういうことが繊細でアバウトなかんじのことのいるぐち

  • セキララダメ親子。ばんざい!

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著者プロフィール

小説家、俳人。「猛スピードで母は」で芥川賞(文春文庫)、『夕子ちゃんの近道』(講談社文庫)で大江健三郎賞、『三の隣は五号室』(中央公論新社)で谷崎潤一郎賞を受賞。近作に『ルーティーンズ』(講談社)。句集に『新装版・ 春のお辞儀』(書肆侃侃房)。その他の著作に『俳句は入門できる』(朝日新書)、『フキンシンちゃん』(エデンコミックス)など。
自選一句「素麺や磔のウルトラセブン」

「2021年 『東京マッハ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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