- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087746778
感想・レビュー・書評
-
ゆ...ゆるい。果てしなくゆるい。途中でジャージの三人になったのが面白かった(字面が)。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画になってるので読みました。なんとものんびりとした親子(父と息子)の避暑地での逃避?生活を描いた話。ジャージを着た二人がほのぼのしてます。息子は妻の不倫に悩んだり、仕事をやめちまったりしてるのですが、それを話すわけでもなく、なんか本当に逃避してるよな〜。うらやましくなってくる小説でした。決して明るくはないのだけど。
-
山荘で過ごす親子の、淡々とした日常。特に劇的なことは起こらないが、読みやすく、そう退屈もしない。親子独特の会話の流れとか、その裏とか。表面は静かに暮らしてるんだけど、実はうまくいってない家庭をそれぞれに抱える親子。でもその問題も、それほど深刻さがない。現実逃避、というのは正々堂々としていると、意外と目立たないものだな、などと。「ジャージの三人」は前半妻と、後半義妹と。「女」に関する考察に、なるほどと思う。
-
なんてゆうかこー・映画を見てから読んでよかったのかも。作品への思いが深まった。
-
今、注目の長嶋有の映画化される作品ということで読書。
・あらすじ
仕事嫌いの写真家の父と、妻に浮気された失業中の息子。この二人のスローライフというか、ジャージライフを描いた作品。
夏の山荘、というか山のボロ家に避暑に来た親子の淡々とした日常が描かれてます。なんだか捉えどころのない平板な話でした。山荘の周囲に住む不思議な人たちは面白かったですけども。これは映画化してどうなるんだろうw; -
表紙イラスト:大島弓子
-
タダ淡々とした物語終始そんな感じで、ラストはラストで淡々なりにもいい感じです。映画を見たい。
-
可もなく不可もなくな小説
父と息子が
ジャージを着て
別荘で過ごすストーリー
ほんとうにそれだけ
息子は奥さんとあまりうまくいってなかったり
別荘先には近所に素敵なおばあさんが住んでいたり
父は結婚三度目で少し複雑だったり
いろいろあるけれど
結局のところ
別荘でのんびり過ごすストーリー
なんかこういろんな作家がいるんだなぁと
当たり前のことを思った
こうのんびりほわほわしている小説もいいかもしれないのぉ
あと
非常に
映画が想像つく
しかし
どういうオチになるんだろうか
ま、オチなんてないか
そんなストーリーがあってもいいじゃないか
そういうことだよね
堺雅人ははまり役だろうな -
初、長嶋作品。
適度にゆるい感じがとても好みでした。
父も子も、そりゃお互いの人生いろいろあるけど
そんな二人が、愚痴るでもなく説教するでもなく
ぱっとしない山荘で、祖母が集めていたジャージを着て
ごくフツーに暮らす数日間。
好きな表現がいくつもあり
本の中に流れる空気感が心地よいものでした。 -
■夏休みにいいね。こういう家族のようにのーんびり休みを取りたくなる。こういう家族もありだしリフレッシュしたくなる。なんか、別の場所ですんで、そこで生活したくなる。できればここに出てくるようなボロ家じゃなくて遠山さんちのようにもっと素敵だとありがたし!もう少ししっかりしててくれるとありがたいな。。笑