ジャージの二人

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087746778

感想・レビュー・書評

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  • まだ読んでるさいちゅうですが、好きになれそうな本です。

  • 標高1100メートルの山荘にて、父と息子のアンチ・スローライフな日々が始まる。「猛スピードで母は」で芥川賞を受賞した著者が、「低スピード」な父との関係をジャジーに描く。

  • 山奥の別荘にて
    再婚相手とどうも上手くいっていないらしい父と
    不倫した妻を許せずにいる息子が
    どっかの小学校のジャージを着て
    何もしない夏休みを過ごす物語。

    始終のんべんだらりとした雰囲気が漂う。特に癒されるわけでもなく、人間の生き方について語られるわけでもなく、だらだら過ごす2人を眺めているだけのよう。同時収録の「ジャージの3人」では少しずつ変化があって面白かった。ほんの少し変化だから、映画じゃなくて本を読んでおいて正解だったと思う。映画だったら、流されてしまって結局なんだったの?という感じになっていたに違いない。本でよかった。

    ――いや、近所に映画の配給がなかったことに対しての負け惜しみではない。決してない。

  • ゆるくて面白い
    原作よんでからDVD観た
    DVDもゆるくて面白い

  • 映画より笑えました。しかし鮎川誠は本当にハマリ役だったんだなあ

  • 2008年7月29日(火)読了。

    2008−68。

  • 映画化おめでとうございます

  • 中学生の頃のジャージを着ると
    テンション高くなるんだよなあ

  • 2008-5-71

  • 2008.1
    はっきり言ってつまらない物語かも。
    つまらないのだけど、なぜか読んでしまうこの方の文章。


    淡々とした父と息子の会話。
    久々に二人っきりで過ごす大人の男なんてこんなものなんだろうと、妙に納得させられた。

    なんだかぱっとしない人を描くのが上手いなぁと思う。

    こういうつまらない物語を書き続けてほしいなぁと、
    密かに願います。

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著者プロフィール

小説家、俳人。「猛スピードで母は」で芥川賞(文春文庫)、『夕子ちゃんの近道』(講談社文庫)で大江健三郎賞、『三の隣は五号室』(中央公論新社)で谷崎潤一郎賞を受賞。近作に『ルーティーンズ』(講談社)。句集に『新装版・ 春のお辞儀』(書肆侃侃房)。その他の著作に『俳句は入門できる』(朝日新書)、『フキンシンちゃん』(エデンコミックス)など。
自選一句「素麺や磔のウルトラセブン」

「2021年 『東京マッハ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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